民泊放浪記 ~世田谷から西成へ~

民泊放浪記 ~世田谷から西成へ~

特区民泊の経営に本気で挑む私の奮闘記

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内覧に行く前に西成区について調べたとき、凄まじい映像を見てしまい西成区にネガティブなイメージを持ってしまい、それが拭えないままでした。

拭えないままでは西成区で仕事ができないと思い調べてみることにしました。

 

大阪は豊臣秀吉の時代は日本の中心都市。そのため街の中に各所に歴史的な跡地、文化、が溶け込んでいることがわかりました。そういった場所は西成区にもあり、地名は古くから残っているものが多いです。例えば天下茶屋という地名。この天下茶屋という名前の由来は天下を統一した関白・豊臣秀吉が住吉神社を参拝した際に立ち寄りここの茶店から清泉を汲んできて千利休に茶を点てさせたところ、味の良さに感激。茶店の清泉に「恵の水」の銘を与えた。そこから関白殿下の「殿下茶屋」、天下人の「天下茶屋」などの名が付き知られるようになったとされています。

 

 

次に住吉街道(住吉街道)は名前が戦国時代の文献に載っているほど歴史がある地名です。大阪から泉州、紀州両国の往復路として重要な街道で、豊臣秀吉が住吉神社や堺政所に往来した道で、その頃の街道は風景も素晴らしい道として親しまれていました。

 その後、この街道は、恵美須町から天下茶屋・住吉・安立を経て堺・和歌山へ至り、明治には国道29号紀州街道と言われ主要な道路であったと記されている。

 

 

こういった由緒正しい地名がある西成区でなぜあのような映像のようなことが起きたのかますます興味がわきました。

 西成区花園町に無事にたどり着き、物件までいくとオーナーさんがご丁寧に出迎えてもらいました。

 建物は周りと比べてとても大きく周りの建物と比べてとても存在感がありました。

 外観は一軒家のようにみえて、アパートでもないような、マンションでもないような今まで見たことがない作りの建物でどうやって作ったんだろうと疑問に思いました。

写真でもわかるように1つ1つ手入れがされている観葉植物がある素敵な外観。看板も遠くから見える大きさで、こだわったデザインの看板なんだろうなと思いました。

 

思いもよらない外観で中を見させてもらうのがとても楽しみになりました。

 

 

 

 

民泊を始めるために必要な物件を探している中で見つけた大阪の特区民泊施設『BNB21』。

内覧に行く直前になって、大阪市西成区という場所がどういう場所なのか、職場の同僚や地元の友人から聞かされました。また、自分でも調べてみても日本の様で日本じゃないと思うほどの衝撃を受けました。

 

https://matome.naver.jp/odai/2136109304364745001

(行く直前にみたwebサイト)

 

画像や動画に衝撃をうけて、「本当にここ大丈夫?」となりました。読めば読むほど不安が広がり内覧したいという気持ち自体も萎えてきておりました。

 

また、Webの中で¥1,200 / 1泊の文字が出てきて、規模や設備などが大幅に違うとはいえ、これから宿泊施設をしようと考えている自分には大衝撃でした。

 

この時点で内覧を取りやめることもできたのですが、チケットを買っていたことや、有休休暇をとっていたこと、そして内覧以外の用事も決まっていたので、行くことにしました。   

この時の気持ちとしては、第一優先だった内覧が第四優先くらいまで下がっておりました。

 

内覧に対して後ろ向きの中、BNB21の最寄り駅となる花園町駅に到着し西成区の土地に初めて立ちました。

降りてみての第一印象は友人、同僚の話や調べたwebサイトの情報にあった不気味な雰囲気ではなくとても普通な日常光景でした。反対に事前調べなどがあったおかげでよく目に移り好印象を町から受けました。

 

そして、思っていたより花園町駅という場所は繁華街のなんばから近く、駅前には大きなスーパー、コンビニがあり、外食できるお店もあったので、泊まりにいきやすい場所ではないかと思いました。

帰りは天下茶屋駅を使用しました。こちらは駅自体が大きくお店も多かったのでこちらの方が便利だなと思いました。

そして、大阪行く直前の後ろ向きだった気持ちが、かなり前向きになっておりました。

 

 

 

※内覧した日撮った写真が見つからず、最近撮りなおした写真です。。。

 自身が持つ不動産では民泊ができないことがわかり、他で不動産を探すことにしました。

 

 何もわからない状態からのスタートでしたので家のそばにあった不動産屋さんを尋ねて、「民泊をしたいのでできる部屋を貸してください」と言うと「ありません」と返される始末。

 

許可を取ってやっていきたいことを伝えてもオーナーさんから預かっている物件なので勝手にそういったことはできないです。と言われるお店もあれば、許可は取れない。だけどオーナー側にだまって民泊ができる部屋ならありますなど違法を勧めてくる不動産屋もいて、民泊することは無理と思ってしまいました。

 

Webでの検索では、民泊可能と書いてあってもオーナーが可能と言っているだけで、許可が取れていないモノばかりでした。

その中で唯一、一件だけ大阪市特区民泊施設の許可が取れた『BNB21』という民泊施設を見つけました。

 

部屋も広く、駅からも近く、家具も付いているという好条件の部屋でここはいいなぁと思いました。

 

懸念する点としては、場所が大阪市西成区、家賃25万円/月(共益費込み),敷金が家賃4ヶ月分という点でした。

 

東京で似たような条件が無いのか探しても見つからず。本当に悩みました。自分自身で民泊の営業をしていこうと考えていたので、

東京でオーナー許可物件を探して、借りて宿泊業の許可を得て始めるのか、

それとも大阪で月々の家賃など費用は高いけれども、すぐに始められる特区民泊施設を借りるのか。

 

そこで、一度大阪に行き部屋を見させてもらってから判断しようと仲介業者に連絡を取り大阪へ行くことにしました。

 

民泊を始めたいと日に日に思いが強くなっていくなかで、ついに民泊の施設となる部屋探しを始めました!

 

 はじめに検討したのが、既に持っていたマンションの部屋でできないかどうかでした。場所は東京都世田谷区上北沢。駅から徒歩6分、そばには小学校があり、静かな住宅街なので、立地的には申し分ないと思っていました。ここで宿泊営業ができるよう旅館業法の許可がとれるかどうかを調べてみました。

 

 まず、旅館業法の営業許可を取るには物件の場所がどの用途地域となるかという条件があります。

 

 幸運にも私が所有していたマンションの部屋は近隣商業地域という用途地域に分類されていたので、一つ目の条件をクリアすることができました。

 

 次に世田谷区の保健所へ部屋の図面などマンションの資料を持って詳細を聞きに行きました。世田谷区の保健所は混雑していて、私同様に民泊施設で営業許可が取れないかどうかを聞きに来ている人たちが多数いました。

 やっと、順番が回ってきて担当者と話すと、同じ問い合わせが多くて慣れているのか、隣の建物に入っている都市計画課に行って、用途地域を確認してきてくださいと突っ張られてしまいました。

 

 保健所に民泊の問い合わせが多いのであれば、せめて同じ建物に都市計画課を置くとか、内線電話で確認してくれてもいいのではないかと思いました。態度と言動にムカッときましたが、抑え込んで「場所は近隣商業地域です」と返すと、態度が変わり別テーブルを準備してもらい資料を見てもらえることになりました。

 

 保健所の担当者に資料を見てもらったところ、旅館業の許可を得るために必要な消防設備はすでに設置されているもので問題がないと言われ条件2つ目をクリアすることができました。

 

 そして、旅館業法で簡易宿泊営業許可を取るために世田谷区では法律同様トイレが2つ以上必要、トイレが増やせないのであればホテル法、旅館法となるが、この場合同じ建物内に居住の部屋と宿泊の部屋が混在することができないため結果的には自身の持ち部屋で旅館業法の営業許可を得ることはできませんでした。

 

 さらに、後日わかったことは仮に保健所が良いといっても、私の部屋のそばには小学校があるため、許可を得られても小学校が承諾しなければ営業の許可がおりないということでした

 

 

自分の持ち物件はあきらめて、他の不動産をあたることに決めました!

 

 

 

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 オフ会をきっかけにオフ会専用の民泊ができたら喜ぶ人が増えると感じた私はさっそく民泊について色々調べてみることにしました。

民泊は法律的にあいまいであり、本来であれば旅館業法で営業許可を取らないと営業をしてはならないとのこと。許可をとらずして民泊を始めて発覚し、何度も注意を受けても改善しない場合は摘発されて旅館業法違反で3万円以下の罰金

 

 民泊を運営していくうえで個人の手が回らないときは、Airbnbの操作代行(多言語対応可能)、清掃代行をしてくれる様々な代行業者がいるということ。民泊使用を可能とうたっている賃貸不動産は旅館業法の許可を取っているわけではなく、賃貸では借り手がつかない不動産もっているオーナーが民泊使用可能と謳っているだけということ調べを進めていくうちに旅館業法違反であっても罰金が低いことと、違反にいたるまで時間がかかることが違法民泊を増やすことに繋がっていると思いました。

 

 また、実際に民泊をやっている人が集まる会合に参加し、参加者から話を聞くと許可を受けて居ない民泊は違法ということはわかっていても、来る人が喜んでくれている、周りには迷惑をかけないようにしている等の理由で違法なことをしているという意識がとても薄いと感じました。

 

 さらに驚いたことは「保健所から注意を受けて先月撤退しました」、「違反と注意を受けるまで撤退はしない」といった話を皆の前でマイクを持って話す運営者がいたことです。これには衝撃を受けました。

 

 私自身は、稼ぐことができても法を犯し、周り近所に迷惑をかけることをするのは先がないと思っており、民泊は許可を得た状態で始めたいと考えています。そのためには時間がかかるとおもいますがそうしようと決意しました。

私は大学時代から会社を経営する夢を持っていましたが、大学を卒業し就職をして約9年間(転職1回)普通のサラリーマンをしていました。サラリーマン生活を送る傍らでは古本などのリサイクル商品を友人と一緒に海外へ販売する挑戦、不動産投資、投資信託、などサラリーマンをやりながらできる副業を細々としておりました。

そんな生活を送っている中で、ある時にテレビでAirbnbというサービスの特集が放送されているのを見て自分の部屋を宿泊用として貸し出すことがインターネットで簡単にできるサービスが広まっているということを知り、どういうサービスだろうと試しに登録したことが、私と民泊の初めての出会いです。しかし、この時は民泊でビジネスを始めようとは全く考えておりませんでした。

私自身が実際に民泊でビジネスに挑戦しようと決意したのは、昨年8月に企画したオンラインゲームのオフ会の時です。このオフ会の会場として選んだのが民泊でした。オフ会は毎年開いていて、今年は環境を変えていつもとは変わったことをしたいと考えておりました。なので、皆が集まれて、遊べて、泊まれる場所をと考えたとき民泊はピッタリだと閃きました。

 さっそく、新御徒町にある手ごろな一軒家をみつけ2泊3日の民泊でオフ会を企画、その企画を進めていく中では人数が多かったので、周知、出席の確認、集金、でとても神経を使いました。

 

さらに、オフ会当日は最寄りの駅に着くなり大雨になるというハプニングに見舞われるなど(民泊施設は駅から徒歩20秒だったのでほぼ濡れず入れて、買った傘が活躍しませんでした。。。)がありましたが、結果は大成功を収めることができました。

ですが、準備の大変さ、事前下見ができない、宿泊人数が定員であっても参加者がそれ以上の場合はホストに趣旨を説明し、家に入ることの了解を得ること、などなど苦労しました。ただ、オンラインゲームのオフ会と民泊はとても相性がいいうえに喜んでくれる人が増えると思いました!