【個別指導塾ママが回答】PTA役員と「中学受験」

こんにちは。ちょっとだけ用賀寄りで、深沢と弦巻に挟まれた桜新町2丁目にある個別指導塾のスタッフをしている、小学生の子どもを育てる母親です

PTA役員決めの季節がやってきました。かつての私のように「くじ引きで部長になったらどうしよう？」と不安な方が多いかもしれません。しかし今年度、部長を引き受けた私（小5の母）は、PTAをやってよかった！と感じています。今回はその経験から、中学受験を考えるご家庭で保護者さまがPTAを引き受けたときのメリットをお伝えします。

PTA（Parents Teacher Association）とは

PTAとは、Parents（親） Teacher（教育） Association（組織）の略で、それぞれの学校における保護者と教員による任意団体です。学校行事の運営サポート、学校に必要なものの購入、登下校の交通安全見守りなど、さまざまな分野で学校と子ども達を支える役目を担っています。

PTAの歴史や活動内容の詳細は、公益社団法人日本PTA全国協議会の公式サイトをご覧ください

くじ引きって本当？「PTA役員」の決め方とは

公立小学校のPTA会長は、一般的に地域に大きな人脈がある方が引き受けているかと思います。さらに会長の周りで動く「役員会」「本部」などの上層部も、活動的な保護者さまが知人つながりで紹介されているケースが多いでしょう。

一方でその下部組織である「専門部」の部長は、誰しもが引き当てる可能性があります。新型コロナウイルス感染拡大前までは、各学年のクラスごとに複数の「専門部」役員が決められました。そして各々の立候補者が集められ、「部長」決めが実施されます。立候補者がいない場合はくじ引き

などで決めることが多いかと思われます。

一般的には「役員会」「本部」「部長」以外の役員は、それほど忙しくはありません。加えてお子さまが低学年の場合、部長のクジが免除される例もあります。お仕事で時間の余裕が取れない方は、早い段階で引き受けておくといいでしょう

一般社団法人東京都小学校PTA協議会の公式サイトも、ご参考にどうぞ

中学受験生ママ、PTAで「部長」を引き受けてみた！

私は今年度、PTAで部長をつとめています。やりがいを感じましたが、難しい局面もありました。そういった場面も周囲と力を合わせ、無事乗り越えられありがたく思っています。年度末を迎える今となっては「学校のありがたさを実感した」「人の良い面を見られた」と感慨深さでいっぱいです

PTA役員のメリットは数多くありました。気さくに話せる知人が増えたり、学校の様子がわかったりといったことです。中でも一番大きかったのは、担任の先生に直接、自然な形で子どもの中学受験についてお話しできたことでした。

今年度はどこの学校でも、新型コロナウイルスの関係でイベントが中止になっています。私の子どもが通う学校も同様で、担任の先生にご挨拶したのは6月の面談だけでした。

（受験を来年に控える5年生なのに、学校での過ごし方がわからなくて少し不安だな

）

そんなふうに思っていたある日、PTAの用事で、たまたま担任の先生とお話しするタイミングがありました。中学受験についてお伝えするとともに、学校での様子を聞けて安心しました。私の場合は、PTAを引き受けていなかったら先生とお話しする機会を得られなかったでしょう。

「学校での様子をもっと知りたい」「中学受験を控えているのに、担任の先生とお話する機会がなく不安💦」という方は、来年度のPTA役員を考えられてはいかがでしょうか

【私立中学・付属中学】「PTA」は中学受験に有利？

中学受験の合否は学科試験の点数で決まります。また、学校によっては、入試に面接がないところもあります。PTA役員を引き受けたからといって中学受験が有利になるわけではありません。

とはいえ、保護者さまがPTA役員として学校に関わることを心強く感じるお子さまは多いものです。社会全般に対し、興味を抱くきっかけにもなりえるでしょう。保護者さまのPTA活動は、そういった点でお子さまの価値観や情操面でプラスになるのではと思います

【まとめ】中学受験前の「PTA」は家庭のペースに合わせよう！

PTA役員は手間がかかる一方で、知人が増えたり、学校の様子がわかったりといったメリットがあります。

しかし時間の許す事情などはご家庭によりけりです。お忙しいご家庭は、低学年のうちにPTA役員を引き受けるといいでしょう。

一方で「学校の様子をもっと知りたい」「中学受験前だからこそ、自然な形で担任の先生と話す機会が欲しい」という方は、5～6年生で引き受けてもいいのではと思います。

どのようなスタイルを選ぶかは、ご家庭のペースでご検討ください