最近、若い方と話をすると、世間で問題になっている政治や事件、世界情勢など、あまり知らないと感じます。テレビのニュースを見れば、毎日やっているような問題も知らないことがあります。最近、テレビを見る若い方が減っているとは聞いていましたが、その影響だと思います。「ニュース、見ないの?」と聞くと、「ネットで見てますよ」と言われました。ネットで情報収集すると興味のある情報や自分と同じ意見の情報に偏ると聞いたことがありましたが、「なるほど」と思いました。


テレビの内容が正しいと言うつもりもないし、正しくないことも多いと思います。また偏った見解で、まとめられたり、当たり障りない扱いをすることも多いと思います。ただ、若い方には、世間の出来事の一覧として、聞き流す程度はした方がいいのではなかと思いました。出来事に対する解釈は、ネットなどを参考にしたり、自分で考えればいいと思います。


ネットでは、自分の好みや興味で、情報が偏りますが、テレビも話題に偏りが多く、あえて取り上げない話題などもあるので、テレビや新聞も注意した方がいいです。


当たり障りのないコメントや関係者に配慮したコメントも多いです。もうみんな当たり前だよね、と思い出した時に、やっとコメントを出しているような時も多いです。


それ以外にも、テレビの問題も多いです。例えば、既得権益を持つマスコミのお年寄りが昔の経験を基に偉そうに語ったり、スポンサーや世間への遠慮など、正確に伝えられない事業があると思います。ジャニーズの問題のように、ジャニーズに遠慮して、はっきり言えない、また電通などの広告会社への配慮など、既得権益者や旧権力者がまだ力を持っている世界です。ですので、意見や解説は、聞かなくていいと思います。あくまでも、出来事の確認だけですが、テレビのニュースなどで、出来事の一覧を確認するのは、意味があるように思えます。ただし、テレビのニュース自体が取り上げることができない重要な問題もあると思います。テレビのニュースも関係者に都合が悪い問題は、重要な問題でも取り上げないので、注意が必要です。


むしろ、日本のマスコミ、特にテレビの報道は、疑った方が良いでしょう。巨大企業や政府の意向、または、世の中の正論の迎合する傾向があります。ジャニーズの件などは、海外のメディアが報道してから、やっと報道する有様です。


能動的に情報を集めること、受動的に情報を集めることをうまく併用して、バランスよく情報収集して、世界観を作って貰えばと思います。