レザーカットとは髪専用のハサミではなく、「剃刀(かみそり)」で髪を、そぐようにカットする方法の事を言います。
まだ日本でヘアカットの歴史が浅かった頃、髪専用のハサミでヘアデザインを作る事はとても難しいとされており、現在のように繊細で正確なハサミカットができる美容師さんもほとんどいませんでした。
そのため、昔は日本では剃刀を使う「レザーカット」が主流だったんです。
現在では髪専用ハサミでのカットが主流になっているので、レザーカットを出来ない美容師も多く経験する機会も少なくなっています。
また、ハサミカットとレザーカットを組み合わせてヘアデザインすることもあります。
レザーカットにはレザーカットの良い部分があるのです。
それが「ランダムな動きをつけやすい事」と「量のバランスを整えやすい事」。
ハサミでのヘアカットはどうしても全体的にシャープな仕上がりになりがちですが、レザーカットをプラスすることによって毛先が細くソフトになり、よりランダムな動きをつけやすくなります。
くせ毛の方は、なじむようになり、髪の太くてかたい髪の方はボリュームを抑えられてスッキリします。
レザーカットで髪が傷むと噂されるのは、基本的に十分な技術があり、剃刀の切れ味が良ければ髪への負担は、ありません。
ハサミだって切れ味が悪くなれば髪に負担がかかります!
傷む、そんなこと言ったら昔の女性はダメージヘアの女性ばかりになってしまいます。
お婆ちゃんに聞いてみてください!
出来ない美容室は、技術の勉強をしていない美容師です。
梳けないのは、美容師の応用力、カットの力量、柔軟性に原因があるんです。