ジャズも歴史とともに大きく変化してきました。現在もなお、変化し続けてますね。そんな変化の様子を歴史とともに振り返っていこうと思います。今回は第2回目です。
ぜひ、ご覧ください。

 

 


5. クール・ジャズ

クール・ジャズ (cool jazz) とは、ビバップの反動として1940年代後半に生まれた、白人寄りの傾向をもつジャズのジャンル。リラックスした軽いサウンドが特徴だが、ビバップが持っている緊張感や複雑性、高度な即興が欠けている傾向がある。

Miles Davis - Birth of the Cool

 

 


6. ウエストコースト・ジャズ

1950年に勃発した朝鮮戦争においてロサンゼルスが太平洋岸の拠点になったことによる軍事景気の影響や、ハリウッド映画産業の隆盛によるサウンドトラック録音などの音楽産業の活況により、西海岸には実力のある優れた楽器演奏者たちが集まるようになっていました。彼らはスタジオでの仕事を終えると、夜にジャズクラブで盛んにジャム・セッションを行っていたのです。譜面に強かった彼らは、オリジナルを書いたり、抑制のきいたアレンジをしたりして、ビバップの手法を取り入れながらも、マイルス・デイヴィスが示したクール・ジャズにも影響を受け、より洗練された知的なスタイルを作り上げていきました。

Paul Desmond - Take Five

 

 



7. ハード・バップ

演奏テクニックだけを競う面が強くなりすぎた初期ビバップに対して、即興演奏の側面を受け継ぎつつもメロディアスでブルージーな要素を共存させようと取り組みました。こうして生まれたのが「ハード・バップ」というジャンルであり、モダンジャズの中心的なサウンドとして「ジャズの王道」になっていきました。

 

 

Art Blakey & the Jazz Messengers - Moanin'



8. アフロ・キューバン・ジャズ

キューバン・ミュージックとしては30年代にはルンバが、40年代~50年代にかけてマンボが誕生し、欧米に輸出されて人気となっていましたが、キューバ音楽がジャズ・ビバップへも影響を与え、スタイルが融合してアフロ・キューバン・ジャズとしてジャズで演奏されるリズム・スタイルの1つになりました。

CHANO POZO & DIZZY GILLESPIE - MANTECA

 

 




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