たまに、セッションやライブなどで、「プロの方ですか?」と聞かれることがある。
半分以上、お世辞か嫌味なんだろうけど。
もちろん、「違いますよ。」と返答するんだけど
そもそも、プロってどういう人のことを言うのだろうか?
お金をもらって演奏する人?
これなら私もミュージックチャージをもらってライブをすることがあるので、私もプロになってしまう。
演奏だけで食ってる人?
ここまで絞るとなかなかいない。レッスンやってる人も含めるといいのかもしれないが。
有名なジャズクラブに定期的に出演している人?
最近のジャズクラブは素人っぽい人でも、客が集められれば出られるので、どうなんだろう。
有名なジャズクラブに一般的にプロと呼ばれている人のライブを見に行っても、当たり外れがある。
中には、「これでもプロか? 金返せ!」と思うことも少なからずある。
そんな人は、いくら演奏だけで食ってる、って言ってもプロと認めたくない。
やはり、それだけのお金を払うだけの価値のある演奏をする人をプロと呼びたい。
お金を払う価値のある演奏って?
それは、聞いている人の心を震えさせることができる人だろう。
それができれば、お金を取っても文句は言われない。
いくら有名なニューヨークのブルーノートであろうが、いくら評判が高い超有名な外タレミュージシャンであろうが、人の心を震えさせられない人は、プロとは呼びたくない。
場末のスナックで、知らないおっちゃんが、カラオケで心を震わせる歌を歌っていることがある。
こんな人はお金を取ってないが、プロと呼びたい。
金を払ってでも、もう一度聞きたくなるからだ。
自分のライブでミュージックチャージを取っていることに対し、本当にこのお金をもらうだけの演奏をしているのか?と自問することがよくある。
友達や知り合いなので、来てくれるのであって、演奏だけに対する対価ではないことは確かだ。
いつの日か、全く知らない人が、私の演奏目当てに聞きに来てくれて、心から感動してもらえるようになったら、私はプロです、と言ってもいい。