哲郎と連太郎は、
城塞からかなり離れた所にいた。

さて、一挙に近づくか、と哲郎。
そうだな、と連太郎。

ひとつだけ念を押しておきたい、と哲郎。
なんだ? と連太郎。

今回の目的はギイを仕留めることでもないし、
敵軍を全滅させることでもない、と哲郎。

ああ、わかってる、
キューバの一件がスカればいいんだろ? と連太郎。

そうだ、と哲郎。
いちいちいわんでも、と連太郎。

じゃあ、いくぞ、と哲郎。
おう、と連太郎。

二人は一瞬で高く遠く飛んだ。