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監督:ロバート・ゼメキス
出演者:トム・ハンクス(当時44歳/配役:チャック・ノーランド )
ラリ・ホワイト(当時35歳/配役:ベッティーナ(流れ着いた小包の差出人))
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<ストーリー>
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Fedexに勤めるチャックは出張のため貨物機に乗っていたが、急な嵐に襲われ孤島に流れ着く。生存者は他におらず、たった一人でサバイバルを開始するが、気がつけば4年が経過し…
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<チャックからの教え>
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このブログは本来、ヒロインを観察して思ったことや気づいたことを記録しているが、この映画の99%くらいはチャックの一人芝居のため、番外編として、まずはチャック考から。
1)創意工夫ができる人は強い
たった一人の島生活なので、生きていくだけで極めて過酷である。天候、飲み物、食べ物、病気、怪我…あらゆることと格闘する必要があるが、チャックの創意工夫はすごい。あらゆるモノを、本来の用途とは別のものに応用し、道具に変えてしまう。洞窟の岩場はキャンバスとなり、古代の壁画のように絵を描いたり記録をとったりする。
同じように、日々の生活の中でもっと創意工夫ができたら、物も減り、シンプルで心豊かな生活を送れる気がする。
2)思いを共有できる友が必要
一緒に流れ着いたものの中に、誰かの孫へのプレゼントであるバレーボールがあった。チャックはそれを擬人化しウィルソンという名前を付けて、大切な友として過ごしている。うまくいかないときや頑張りたいときには、正直な気持ちを吐露している。話しかけることでマイナスの気持ちを吐き出し、ポジティブな姿勢をキープしているようだ。友人は、人間だろうが、動物だろうが、ボールだろうが、なんでもいいみたいだ。大切なことは、孤独の檻に閉じこもらないで、思いを吐き出すことのようだ。
3)あきらめなければ、チャンスは来る
よく言われることだが、何かが終わるときというのは、それをあきらめたときなのだろうなと思う。孤島でひとりぼっちでも、波が何かを運んできてくれる。3年間何もなくても、4年目に何かが起こるかもしれない。
また、チャックが波を超えるチャレンジをしなければ、決して島から出ることは無かった。島で今までと同じように、無事に暮らしていけたかもしれないが、船に遭遇して助けられることは無かった。成し遂げたい目的があったら、そこに向かっていかなくては駄目だ。向かっていっても何も手に入らないかもしれないが、向かっていかなかったら決してわからなかったことが、たくさん分かるはずだ。うまく行けば、目的に到達できるかもしれない。
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<ベッティーナからの教え>
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1)愛情を注いだものは、誰かをどこかで救っている
ベッティーナ自身はラスト数十秒しか登場しないが、彼女が送った小包は、バレーボールのウィルソンとともに、ずっとチャックを励まし続けた。Fedexのパッケージに描かれた天使の羽。ベッティーナが描いたその羽根は、チャックにとってはサインのようになり、そこからもらう安らぎや愛情、希望は絶大である。それが何でも構わないけれど、誰かのために手間をかけた愛情溢れるものは、誰かを救うものなのだなと思った。何をするにしても、機械的ではいけない。意識的に愛情を込めてする必要がある。
2)自由とは、風のような爽快感
たった数十秒の登場だが、ものすごく好感の持てるインパクトである。大型の四駆に乗り、後ろに犬を乗せて走る芸術家。束縛を嫌い、自由奔放に強く生きている様子が小気味いい。スタイルとして、とても憧れるタイプの女性だ。
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