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監督 ペドロ・アルモドバル
出演者 ペネロペ・クルス(当時32歳/配役:ライムンダ )
ロラ・ドゥエニャス(当時35歳/配役:ソーレ )
カルメン・マウラ(当時61歳/配役:イレーネ )
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<ストーリー>
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10代のころ母親を火事で失ったライムンダ(ペネロペ・クルス)は、失業中の夫と15歳の娘パウラ(ヨアンナ・コバ)のために日々忙しく働いていた。ある日、火事で死んだはずの母親が生きているといううわさを耳にする。そんな中、肉体関係を迫ってきた父親を、パウラが殺害してしまうトラブルが発生し……。
[シネマトゥデイより http://www.cinematoday.jp/movie/T0005199]
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<ライムンダからの教え>
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この映画の特徴として、みんな実年齢よりも7~8歳くらい歳上に見えるので、
ペネロペ演じるライムンダも38~39歳くらいのつもりで書いてみる。
1)人懐っこさの魅力
とにかく人に絡んで行く。視線を合わせたり、話しかけたり、ハグしたり、一緒に何かをやったり。
ボケている叔母さんを訪問した後、帰り際の玄関で「大好きよ」と言いながら投げキッスをするのは、否応無しにかわいい。車で通り過ぎるとき、クラクションを鳴らしながら絶品の笑顔で手を振るのもずるいくらいだ。
人懐っこさとは、自分も相手も、ある意味で面倒くさい行為であり、特に都会であれば、べつに人懐っこくなくても生きていけるけれど、こういう人がいるだけで場が和み、なんだかその周りに居る自分も生きていていいのだという気がするから不思議だ。
2)美人+交渉力の強さ
美人が交渉力を持ち始めるとすごい。みんな、どんどん巻き込まれて行く。すぐに「Yes」と言ってしまう。とりあえず、人には何かものを頼んだ方がよいようだ。ほとんどの人が、手を貸してくれる。そして、頼む人が魅力的であれば、その効果たるや、すごい確率のようだ。
3)前に進む力
次から次へと事件が起こり、ライムンダは収拾をつけていくので精一杯。それでも毎日は流れ、生きていかなくてはならない。そして、彼女は一歩も止まらない。最大限のちからを出しながらぶつかって、ひとつひとつこなしていく。前に進む力を止めてはいけない。
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<ソーレ(ライムンダの姉)からの教え>
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1)地味な生き方も強し
ライムンダの華やかさとは対極に、およそスペイン人とは思えないほどに地味。ルックスも性格も、行動さえも地味。でも、彼女のことを必要とする人はたくさん居て、その美貌ゆえにライムンダが抱えた悩みのようなものとは無縁である。地味というのは、もっとも強く必要とされるものなのかもしれない。
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<イレーネ(ライムンダの母)からの教え>
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1)歳を取ったら、絶対に明るい色の服を着よう
胸元がV字に開いた、真っ赤なワンピースがとても似合う。綺麗な色のワンピースに、カーディガン、ぺたんこ靴という、南ヨーロッパのお婆さんファッションが好きだ。墓石を掃除するときまで、みんなこんな素敵な格好だ。強い風を防ごうと、頭にスカーフを巻いている人もいる。歳を取ったら、絶対に明るい色の服を着ようと思う。そして、できるかぎりスカートをチョイスしたい。









