1日1回、「麺」を食べないと気が狂いそうになるのはセシルという名の女です。
こういう生活を10年以上続けています。
麺と共に生きてきたと言っても過言ではありません。
私がうっかり死んだら。
必ず棺に「きつねどん兵衛」と「やきそばUFO」を入れて下さい。
麺とともに去りぬ。
間違っても「そば」は入れないで。
あんま好きじゃないから。
化けてでるよ、絶対。
そんな麺好きなセシルさんですが。
実はものすごく好き嫌いがありまして。
正確には「食べれるけど好きじゃない」という食材がわんさかあります。
これでもマシになりましたが。
子供の頃は、マジ何食ってんの!?ってぐらいの勢いで、食べ物のほとんどが嫌いでした。
なので学校給食は地獄の苦しみ。
刑務所入った方が、口に合うんじゃないか?
そんな思いで毎日の学校給食と戦っていました。
また嫌な先生ばっかでね。
いわゆる「見せしめ」をするタイプの先生が多くて、「食べれるまでそのままいなさい」つって、昼休みをまるで台無しにされた挙句、5時間目が始まっても、私ひとりぽつーんつって、給食広げたままっていうね、これ、軍隊?ってぐらいの辛さだった。
食べれないんだもん、しょうがないじゃん。
吐くんだもん、全部。
で、「ったく・・・好き嫌いの多い子ね。親はどんなしつけしてんのかしらね」っていう、暴言はかれちゃって、大嫌いだったな、あの先生。
あぁいうタイプは人に物、教えちゃいけないと思う。
今だったらモンスターペアレンツに叩きのめされてんじゃない?
ってか私が今でも根にもってるっていう事の方が怖い?
アハハハハハ~♪
な・の・で。
たま~にある「お弁当の日」ってのが大好きだったセシル。
だがどうだ。
好き嫌いは当然遺憾なく発揮されている。
母親も私のご飯を作るのは一苦労だったに違いない。
だからって。
だからって、フタを開けたら、卵焼きにたくあんっていう、真黄色な弁当って何?
やっぱ軍隊を意識した感じ?
そこに夢も希望もない。
ちょっとビッグバードみたいな感じ。(セサミストリート
お母さん・・・私フルーツは好きなんだ・・・。
ちょっと赤身のあるカラー使ってくれて、いちごとか入れてくれてもいいんだよ?
オレンジとかもいいかもよ?
なんならシロップ漬けの、体に悪そうな缶詰のチェリーでもいいけど?
母は頑固だった。
黄色いお弁当なら私が残さず食べるもんで、毎回これだった。
でもね、年に数回しかないお弁当の日。
それを毎回黄色の弁当にされたんじゃ、友達に自慢できないんだ。
子供心に「お母さん、何か悩みあんのかな・・・」って思った。
思いきって言って見た。
「お母さん、お弁当さ、卵焼きはいいんだけど・・・他にも何か入れて欲しいんだ。友達に自慢出来るようなお弁当にしてほしい」
母は大きくうなづいた。
そして運命のお弁当の日。
私は震える手で弁当のフタを開けてみた。
そこには・・・
色鮮やかなお弁当が顔を出した!
卵焼きに赤ウィンナー。
カマボコにコロッケ。
ご丁寧にみかんまで入ってる。(こういうとこ、おかんだよね
母さん、あなたやれば出来るじゃない。
大人になって母に聞いて見たところ。
「あんた好き嫌い多いから面倒で」
・・・別に悩みがあったわけじゃないんだね・・・。
↑ぐにゃり。
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