たびたび登場する我が友A子。
こいつの元彼の会社の同僚が、巷で噂の新型インフルを発症した。
元彼は発症する前の日まで、そいつと語り合っていたという・・・。
元彼とA子は今でも仲良し。
A子。
すまん。
今日からお前のメールも電話も着信拒否だ。
何でうつるか、分かったもんじゃない。
ぜってぇ元彼もらってそうだもん!
まだヤダ!
会社で一番に発症するのはまだやだーーーー!
絶対治って会社に行っても、何かしらの白い目で見られそうだもの。
白い目ならまだしも、私の知らない部署の人とかまで来て、「ほら、あの子が一番に発症した子だよ。見てみ?いかにも【もらいそう】な顔してるよね?」とかあらぬこと、言われるのとか耐えられない。
な・の・で。
マスクとかしてる。
なんか「流行にのっとけ!」みたいな勢いでマスクしちゃってる。
っていうか。
通勤でバスを使う私としては、マスクしてないと悪い奴みたいな気がしてびくびくする。
乗客の三分の二はマスク姿。
三日前。
どこもかしこもマスクが売り切れの大阪で、どうにも手に入らず、仕方なくマスク無しでバスに乗り込んで見たものの・・・。
ほとんどの人がマスクしてる。
縦横無尽にマスクしちゃってる。
(うわぁ・・・汚染列島だ・・・。でもないんだもん、仕方ないじゃん・・・)
しかし。
うっかりいつもみたく痰が絡んで、ぶぉっほん!なんてせきした日にゃ。
ガッ!とマスク星人がこっちを見る。
ものすっごい私、キマヅイ・・・。
出来る限りの力を振り絞って小さくなってみた。
前髪のポンパの高さが邪魔をするような・・・。
まるで映画館のよう。
どうしてもオシッコしたいけど、このシーンで立ち上がるのはあまりに失礼極まりない・・・みたいな。
しかし会社はセシルを救う。
マスク2枚配布してくれた。
やったよ、お母さん!
これで帰りのバスは咳、し放題!!
くしゃみだってしてやるんだから!ら!ら!
でもね。
これね。
マスクとか馴れない。
すんごい違和感。
鼻から空気吸っちゃうと、もれなくマスクまで吸っちゃうし、どうにもメガネくもる。
仕事にならんがな。
見かねた同僚が、「マスクに針金入ってるから、それが上。その針金を鼻の部分にあわせて折ってみな?」
すげぇ!
ピッタリフィット。
これでまた夜も安心だ。
まだ問題ありますけど。
1日使ってると、くっさいんだけど。
唾液の匂いつぅか、口の匂いなんだか、くっさいんだけど。
でもちょっと癖になる匂いなんだけど。
こうしてインフルと戦う前に、マスクと戦ってるセシルが、元気に仕事したっていうお話。
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