親知らずが私を襲い始めた。
これで3度目。
一本は除去終了。
一本は虫歯になって、抜くのがやっかいな真横からの生えっぷりに、放置プレイ。
そして今回。
ズキズキが治まったのを見計らって歯医者へGO--!!
薄々気づいてたけど、こいつまだ歯茎を破ってない。
恥ずかしがりや。
‘出て来いやーー!!’と言いたい反面、‘そのままそっと影から見守っていて’的な相反する二人の異性に揺れる私。
だが4年も歯医者に行ってない。
その前は10年行ってない。
歯石取りとか、虫歯をちゃんと治す等、そういうところ、嫌いじゃない。
ただ。
歯茎のチェックだけが死ぬほど嫌い。
何故か?
死ぬほど痛いから。
私、歯茎弱いんだよね・・・。
あの歯と歯茎の間になんかの器具を、ズブブ・・・って入れられるあの感じがとっても気持ち悪くって痛くって、吐きそう。
書いてる今も吐きそう・・・。
ウップ・・・。
さぁみんなで‘ウップ・・・。’
だけど初めて行く歯医者では必ず最初にあれをやられる。
序盤からぶっ飛ばすなよと言いたい。
しかも今日すんげぇ暑い。
午後2時過ぎ、外へ出るのもはばかれる。
チャリンコぶっこいで行くか?
タクシー乗るか?
・・・・・・もったいないから、チャリンコで!
こぎはじめて5分で後悔した。
ゆっくり、確実に上り坂。
軽く立ちこぎ。
さらにタイヤの空気、かげろう・・・。
しかしあと20分以内でつかなければ間に合わない。
必死のパッチでチャリンコをこぐ。こぐ。こぐ。こぐ。
途中着ていたパーカー、脱ぎ捨てて、タンクトップ一丁でこぐ。出前持ちみたい。
日焼け防止の手袋も、今やタオルと化している。
そして見事、10分前に到着、やれば出来る。
受付に‘予約したセシルです・・・。ゼーハーゼーハー・・・。’
って言う途中ぐらいで‘まぁ~すごい汗ですね!ちょっと落ち着いてから問診表書いてくださいね!ごゆっくり。’とねぎらわれる。
この時点でだいぶ意識が薄れたため、恐怖の歯茎チェックはもしかしたら楽勝かもな!と思ったのが間違い。
案の定痛い。痛い。痛い。痛い。
もう親知らずとかどうでもいい。
‘あわよくばホワイトニングとかもしようかしら?’とかいう思いなんて、忘却の彼方。
これ歯茎の強い人は痛くないんだってね?
あっさり口内、血まみれ。
スコットランドに降る前に、大阪で血まみれになった。
だがなめんな。
これはあくまで序章。
歯石取りが待っている。
って歯石取りのこれまた痛い事!!
今まで史上最高の痛さ。
また血の雨、降った・・・。
あまりの痛さに‘もごもご・・・’と声にならない声を発して、「もう終わりですからねぇ。もう少し我慢してくださいね~」って歯科衛生士さん、顔色ひとつ変えずに言うけれど、あんたまだ下の歯、終わったばっかだよね?
今、折り返し地点だよね?
無理だ・・・私に42.195㌔は走れない・・・。
なかば死体と化したセシル午後4時すぎ。
そんなこんなが終わったと思ったら、今度は歯間ブラシを突っ込んで掃除する。
私は鏡を持たされて、‘いいですか~?こうやって・・・グッと突っ込んで・・・ゴシゴシゴシ・・・。こうやって下さいね」
ってこれまた痛いって!
そんなの無理やり突っ込まないでよ!
あぁ~あぁ~また血が出てるよ・・・。
もうね、あれわざとやってる。
血を出さそう、出さそうとしてる。
今日のメニューは検診だけなので、歯茎チェックと、歯石取り、歯の洗浄とフッ素加工でおしまい。
だが気づけば2時間もたってた。
もう終わった頃なんて、歯茎のチェックで刺さった器具の痛さと、歯石取りのさらなる暴行、歯間ブラシのとどめで、ほぼ腐敗臭がしてくるほどの死体っぷり。
今生きてるのが不思議なぐらい・・・。
また来週行くんです。
詰め物、きれいに治してもらうんです。
また歯茎のチェック、されるのかな・・・。
血まみれんのかな・・・。
死にたくなってきた・・・。
↑ ↑ ↑なんと!41位まであがってました。うぅぅ・・・おばちゃん嬉し。歯医者がんばる・・・。