昔の家ってのは、ほんと何考えて建てたんだろ?
機能性とか保温性とか、風通しとかオール無視の我が実家。
特筆すべきは階段。
もうね、あんなの自宅用じゃない。
緊急用。
はしごみたいなの。
避難訓練とかの映像で見かける、‘上の階の人が避難用はしごで降りてくる’ってやつ。
あれよ、あれ。
とにかく幅がせまくて、死ぬほど急な訳。
ちょっと心臓破り。
自宅にいながらにして心臓やぶりって、この夏ピッタリの話題じゃない?
そんな急な階段だから、下りるときの緊張感ったら、初めて「‘綾香’とか歌ってみようかな?声とか出んのかな?ま、なる様になるか!」と言って、なる様にならなかったぐらいの緊張感。
え?それは緊張感とは違う?
喪失感?
コホン・・・。(咳払い)
改めまして、そんな急な階段だから、初めが肝心。
この一歩の踏み出しをまちがえたら命とり。
で、この踏み出しを間違えた為に、一番上から一気に下まで、‘デンデンデンデンデンーーー!!’って落ちる事、数回。
その落ちっぷり、見事に決まるから。
なんらかのオリンピックの種目にあるなら、優勝間違いなし。
落ちていくそのフォルム、叫び声、表現力、そのどれをとっても完璧。
金確実。
銀、姉が確実。
あと、風呂場。
冬は死ぬほど寒いし、現在の風呂場みたく、床がすぐに乾いたりしないから、いつまでもビシャビシャ。
気をつけなければここでも金メダル獲得。
あの日も・・・
あの日も分かっていたはずなのに・・・
お風呂に入りました。
まずは湯船のフタを開けます。
あらかじめシャワーは出してあるので、お湯の温かさが心と体に染みます。
生きててよかった・・・。
とその時!!
洗い場で足が滑った!
と同時にそのまま湯船に頭から突っ込んでダーーーーイブッ!!
1回転してザッパーーーーッッ!!ってシンクロみたいに飛び出した!!
何が起こったのか全く分かりません。
とりあえず滑って飛び出した。
私、道を間違えたのかもしれません。
これをきっかけにシンクロ目指していれば今頃は、日本はロシアに勝って金メダルを取れていたかもしれません。
だがどうだ。
ちゃっかり私はオフィスレデー。
残念日本!
未来のシンクロニストを探すのね。
私みたいな腕のいいのが見つかるといいわね・・・。
こんな感じで我が家は罠がいっぱいのからくり屋敷。
いまだに実家に帰って掃除とかする時、階段とか超上り下り緊張する。
今、落ちたら間違いなく、メダルじゃなく、数珠が贈呈されるでしょうな・・・。
人気blogランキングへ ←金への一歩、押して下さいな!