暗示 | セセデブログ

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一昔前に催眠術が話題になったと思う。
五円玉を振り子のように振って、あなたはだんだん眠くなーるとか言って暗示をかけたりとか、パンッ!と両手をたたく音を聞いたら眠ってしまうとか、種類がいろいろあったはずだ。
でも催眠術や暗示って本当に効果があるのだろうか?
疑問に思ってしまうが、こんな風に疑うほど暗示はかかりにくいらしい。
暗示とは積極的にかかりに行くものであって、強く望むほどに効果が高まる。
術者は話術で緊張や疑いを解いて、徐々に相手の無意識に働きかけるようだ。


こんな風に何も専門的な術や音声を聞いたりしなくとも、人々は日常的に暗示に接していると思う。
仕事などで失敗したりして、自分はダメだダメだと考え思い込むとする。
どんどん気分が沈んで、しまいには否定的なことばかりを言う魅力のない、本当にダメな人間になっていく。
暗示は繰り返し聞くほどに効果を増すので、これはとても悪循環だ。
逆に自分は大丈夫、出来る出来ると思うほどに自信がついたりもする。
(関係ないけど松岡修造はいい人だと思う。)
自己暗示による虚勢だろうと、自信があれば向上思考が沸き行動力につながる。
結果を出していくことによって経験がつまれ、根拠のある確かな自信へとなっていく。
いい循環である。だめもとで自分を信じることも悪くないと思う。


環境も大事で、汚い言葉、低俗な文章ばかりを毎日繰り返し見ていれば、暗示の効果に近い意味で低俗な思考回路になってしまう。
成長段階で必要なのは綺麗な文章を読める環境に身を置くこと。
若者の活字離れとはこういう事だろう。
最近はネットが普及したことによって人々のコミュニケーション手段が変化し、情報の共有範囲がいい意味でも悪い意味でも広がった。
これによって綺麗な言葉以外にも、低俗な言葉があふれる環境に身を置きやすくなった。
これからのセセデたちは、今以上にそういった精神衛生的に悪い環境に直面しやすくなるはずだ。
規制しろとまでは言わないが、閲覧には十分な注意が必要だろう。


向上的でプラス思考な暗示は心がけてもいいと思う。
だから松岡修造はいい人だと思う。