私は平均的なサラリーマンです。世間的には年収もそれほど悪くなく、一見、幸せな状況の自分ではありましたが、会社では身の程を超える責任や役割を与えられ、実際のところ、常に不安を感じていました。部下を5名ほど持つ身となったのは良いですが、ちゃんと導いてあげられるのか、会社の業績に貢献できるのか、プレッシャーに押しつぶされそうな日々でした。

 そんな見えないプレッシャーと戦う中、くしくもコロナで外出禁止となりました。思いがけず今まで見たことのないYouTubeをたくさん見る時間ができました。これまで知らなかった情報が山ほど手に入り、特に“真の情報”“真の健康”について考えるに至りました。つらつらYouTubeをめくる中で、樺沢先生の動画に出会い、考え方が一変しました。ブレインメンタル大全を読み、自分の生き方そのものを見直し、真の健康を手に入れ、更にはバリバリ成果を上げる会社員でかつ人生を楽しむ自分になろうと心を決めました。

 始めに記載のとおり、私は世間的にはいわゆる普通のサラリーマンで、恵まれた状況に見えると思います。しかしながら、実際には人生のほぼ大半を仕事に追われ、寝る間も惜しんでがむしゃらにしがみつき、息切れするような人生だったと気づきました。もっと時間が欲しいのに、独立する勇気もなく、希望とは違い会社に時間もエネルギーもささげる暮らしをおくっていました。大全を読み、まずそれが異常だと思って良いのだと気づかされました。もっと寝て良い、もっと遊んで良い、もっと楽しんで良い…その気づきがすべての始まりだったと思います。同じように思う人々が世間にはきっとたくさんいるはずで、その人たちに気づきを与え、自分らしい人生を歩むきっかけとなって欲しくて、この記事を書こうと決めました。

 

  まずは睡眠時間7時間の確保です。最大限のパフォーマンスを発揮するには睡眠は欠かせません。これまで、残業の後、21時頃からヨガ教室へ行き、ヘトヘトで帰宅して24時前に寝て、朝も5時半に起床、眠い目をこすり電車に1時間揺られて通勤、ボーッとした頭で仕事を開始してきました。8時に始業するところを基準にして、すべて逆算で生活パターンを組み替えました。6時半には家を出るため、5時半には起床したい。逆算すると22時半には床に着く必要があります。90分前21時に風呂に入るには、20時には夕食を済ませておきたい、通勤1時間を差し引けばどれだけ残業したとしても18時半まで。それを超えるとすべてが崩れますから、何があっても18時半を超えて残業しないことを決めました。決めたことで返ってダラダラせず、効率的に仕事が進みました。睡眠アプリも利用して、何とか6時間半を超える睡眠時間を確保できるようにしました。そうすると、会社での思考がクリアになって来て、また、就業中に強烈な眠気が襲ってくることもあったのに、うそのようにそれがなくなりました。

次に朝散歩の習慣で朝の目覚めを良くし、合わせて、週150分以上の運動の確保について実行する方法を考えました。私の会社はフレックス制&在宅勤務可能を導入しているのに、つまらない見栄があり、それを利用したことがありませんでした。「ちっぽけな見栄より自分の人生が大事!」一念発起、自分に鞭打ってフレックスと在宅勤務を最大限に利用しました。週に1-2回程度の在宅勤務を取り入れ、その日は30分の朝散歩を実施しました。1ケ月位経つと、朝の目覚めの習慣が整い、おおよそ決まった時刻にパッと目が覚めるようになってきました。また午後からの仕事のパフォーマンスが落ちてこないことを実感するようになりました。週に2-3回は定刻あるいはフレックスで早めに帰宅し、1時間の汗かき運動も行いました。運動後に英会話レッスンを受けると、感の冴えたフリートークができるようになりました。

  続いて、仕事以外の時間に仕事のことを考えることを止めようと決めました。そのためには、何があっても就業中に仕事をやりきる必要があります。やりきらなければ中途半端なまま、家でも仕事のことを考えてしまうためです。何が何でもやりきるために、一つ一つの業務を途中で終わらせないことにしました。朝一で今日の業務のTODOリストを作成し、優先順位を決め、どういう形であれ、決着をつけることにしました。また午前中に創造性の必要な業務、午後に単純作業の業務を行うようにしました。こちらはいまだ取り組み途中ですが、少なくとも、土日に仕事のことをモンモンと考えることはなくなりました。そして余暇を思いっきり楽しむようにすることで、翌日にはスッキリした気持ちで仕事に向かえるようになってきました。

 

  総じてブレインメンタル大全の実行から体感したことは「思考がクリアになったこと」のように思います。なんとなくモヤがかかっていたような思考が、あたかも霧が晴れた秋空のように、すっきりとクリアに冴えわたるようになりました。おかげで小難しい理論も考えることが苦になくなってきたように思います。基本的な生活パターンを見直すだけで、この変化は自分でも驚きです。またこれらの変化から、会社員でいることの不安やプレッシャーが減りつつあります。クリアな思考で、部下や会社の業務を正しい方向へ導けるという自信がつき始めています。今は過去の積み残しを片付けている途中ですが、完全に大全を体現するようになれば、パフォーマンスが上がるであろうことは身をもって体感しています。

  40代になって初めて「自分の人生を生きている」、そんな気がしています。誰かの目を気にしたり、つまらない見栄を張ったり、それで自分の人生を如何に放棄していたことでしょうか。生き方を見直し、命を自分のものとして責任を持ち、自分の人生を歩んでいく。そんな当たり前のことを、この年でようやく気付き、実行できるようになってきました。私が私の人生に責任を持ち、一番愛してやることが大事です。ほかの誰にもできないことです。せっかくいただいた自分の命を最大限生かして、悔いなく楽しい人生を歩みたいです。