しばらくBlogの更新をサボっている間にWindows Server 2008がRC0からRC1にUPしちゃってました。
マイクロソフト:Windows Server 2008製品情報サイト
今回はWindows Server 2008 RC1でServer Coreインストールを行ってみたいと思います。
[参考文献]
マイクロソフト:ステップ バイ ステップ ガイド - Windows Server 2008のServer Coreインストールオプション
【インストール手順】
1. 以下を選択。
インストールする言語:日本語
時刻と通貨の形式:日本語(日本)
キーボードまたは入力形式:Microsoft IME
キーボードの種類の選択:日本語キーボード(106/109キー)
2.「今すぐインストール」を選択
3. ライセンス認証のためのプロダクトキーの入力
4.「インストールするオペレーティングシステムを選択してください」で
「Server Core インストール」を選択
5. ライセンス条項に同意。
6. インストールの種類で「カスタム(詳細)」を選択。
7. インストール場所の選択。
パーティションの作成、フォーマットを実施。
8. インストール開始
9. インストール終了後、再起動。
10. Administratorのパスワード設定
11. ログイン
ログインするとコマンドプロンプトとIMEだけが表示されている画面が出てきます。
UnixのCUI画面みたいのを想像していましたが少し違うようですね。
また使用できるGUIはコマンドプロンプトとIMEだけではないようで、
コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力することで
それぞれ以下のGUIツールが起動します。
taskmgr:タスクマネージャーが起動
notepad:メモ帳が起動
regedit:レジストリエディタが起動
control timedate.cpl:[タイムゾーンまたは日時の構成]画面が起動
control intl.cpl:[地域と言語のオプションの構成]画面の起動
(以下のIT Proの記事によるとメモ帳が入っているのは顧客の強い要望に応えた結果とのことです。
確かにUnixでもviがないと困りますからね・・・)
IT Pro:これだけは知っておきたい、Windows Server 2008:第2回 Windows Server Core
ちなみにコマンドプロンプトは終了させてしまうことも可能みたいです。
(できなくていいような気もするのですが・・・)
もちろんコマンドプロンプトを落とすと何もできなくなっていまうので(笑)
タスクマネージャーから再度起動します。
この場合、タスクマネージャーはCtrl + Shift + Escで起動するか
Ctrl + Alt + Deleteで表示される以下の画面から起動します。
ちなみにこの画面の項目は完全インストール時と同じなのですが
Server Coreの場合はここに「コマンドプロンプトを起動する」が
あってもいいような気がしますね。
なお、タスクマネージャーを見るとServer Coreではデフォルトで
以下のサービスが起動されていることが分かります。
AeLookupSvc(Application Experience)
BFE(Base Filtering Engine)
BITS(Background Intelligent Transfer Service)
CryptSvc(Cryptographic Services)
DcomLaunch(DCOM Server Process Launcher)
Dhcp(DHCP Client)
Dnscache(DNS Client)
DPS(Diagonostic Policy Service)
EventLog(Windows Event Log)
EventSystem(COM+ Event System)
gpsvc(Group Policy Client)
IKEEXT(IKE and AuthIP IPsec Keying Modules)
iphlpsvc(IP Helper)
KtmRm(KtmRm for Distributed Transaction Coordinator)
LanmanServer(Server)
LanmanWorkstation(Workstation)
lmhosts(TCP/IP NetBIOS Helper)
MpsSvc(Windows Firewall)
MSDTC(Distributed Transaction Coordinator)
netprofm(Network List Service)
NlaSvc(Network Location Awareness)
nsi(Network Store Interface Service)
PlugPlay(Plug and Play)
PolicyAgent(IPsec Policy Agent)
ProfSvc(User Profile Service)
RemoteRegistry(Remote Registry)
RpcSs(Remote Procedure Call)
SamSs(Security Acounts Manager)
Schedule(Task Scheduler)
seclogon(Secondary Logon)
SENS(System Event Notification Service)
slsvc(Software Licensing)
TermService(Terminal Services)
TrustedInstaller(Windows Modules Installer)
W32Time(Windows Time)
WinHttpAutoProxySyc(WinHTTP Web Proxy Auto-Discovery Service)
Winmgmt(Windows Management Instrumentation)
WinRM(Windows Remote Management)
wuauserv(Windows Update)
以上のサービスが起動している状態でメモリ使用量は230MB程になっていました。
完全インストールの場合インストール直後だとメモリ使用量がおよそ260MB程なので
(もちろんGUIツールをいろいろ立ち上げたらもっと増えますが・・・)
若干少ないですがそんなに大きく変わるわけではないようです。
Server Coreではすべての操作をコマンドラインで行う必要がありますが、
Server Coreのコマンドについては以下のサイトに詳しい情報がありました。
マイクロソフト:ステップ バイ ステップ ガイド - Windows Server 2008のServer Coreインストールオプション
Enterprise ZINE:コマンドラインで実現するWindows Server 2008 Server Coreの初期設定
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