僕が起業を考えた一つのきっかけが、タリーズコーヒージャパン創業者の松田公太さんです。

松田さんの生き方が、純粋に「かっこいい!」と思えたからです。

著書の「すべては一杯のコーヒーから」を読むと、松田さんの人生、情熱家としての素顔がよく伝わってきます。(著書についての感想は後日書きたいと思います)


■松田公太の経歴

-1968年生まれ。父の仕事(水産会社)の関係で幼年の頃から海外で暮らす(アメリカ・アフリカ)

-1990年に筑波大学に入学し、卒業後に三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に就職

-1996年に三和銀行を退職し、起業家の道を進む

-コネも資金もない中、アポなしで来日中の米タリーズ会長を訪問し、日本展開のライセンスを獲得

-1997年、タリーズコーヒー1号店を銀座に出店

-以後チェーン展開して、2001年にはタリーズコーヒージャパンを上場させた

-2004年にMBOにて非上場化し、2007年に同社代表取締役社長を退任

-その後、「食文化」に関わる事業を日本のみならずシンガポールでも行っている


実績を見れば、28歳で1店舗目をオープンし、急速に全国展開し、4年後には会社上場するという若手起業家の成功者であることは明らかです。また、2007年には世界経済フォーラム(通称:ダボス会議)のYoung Global Leaderにも選ばれています。


松田さんのもっとすごいところは、「成功」とか「名誉」に無頓着な感じで、「食を通じて文化の架け橋になる」という使命を、謙虚にひたむきに、情熱をもって取り組んでいる真摯な姿が伝わるところです。


一般的に、このような成功者は、偉そうになりそうなものですが、それどころか「人こそすべて」と松田さんは言っています。更に、私ほど人に恵まれた人間はいない。仲間が一人でも欠けていたらタリーズは失敗していたとも。


仲間をとても大切にしているのがよく分かります。


個人的な推測ですが、次の悲しい出来事が松田さんをより大きな人にしているのだと思います。それは、弟と母の死です。


海外生活が長い松田さんにとって、弟は幼いときからお互いを知っている唯一の存在で、兄弟という枠を超えた「親友」・「戦友」だったそうです。その弟が21歳のとき、難病で亡くなりました。


さらに、松田さんは第1号店の銀座店を開業していたとき、毎日20時間お店に寝泊りして働いていたそうですが、そんな彼を最も心配していたのが母だったそうです。そんな母は、お弁当を作って届けてくれたり、お店に人が少ないのを見てサクラをしたそうです。


その母がガンで亡くなりました。いつも「絶対うまくいくから、自信をもってがんばるのよ」と励ましてくれたのに、当時成功したところを見せてあげられなかったことを松田さんは悔やんでいます。


恐らく、家族もそうですが、松田さんの情熱がいつも周りにいる人の心を動かし、そして全力で応援してくれるのだと思います。



またそのことを松田さんは心から感謝しているから、一層うまくいくんだろうなぁと感心します。



起業家として、経営者としての高い能力を尊敬していますが、それに加え、強い「情熱」と大きな「愛情」があるところに魅力を感じ、本当にかっこいいなぁと思います。



どこまでできるか分からないけど、僕も自分を最大限に生かして頑張っていきます!



すべては一杯のコーヒーから/松田 公太

¥1,365
Amazon.co.jp