さて、本日のズボラは、タミヤ 1/48 シーハリアー FRS.1 (Kit#61026)デス。
随分古いキットで、いつ買ったのか不明(毎度のことですw)、箱に800円の表示、
安すぎですね!
1982年初版ですから、42年物デス。
ハリアーは、誰もが知る、唯一の実用化された垂直離着陸可能な、ジェット戦闘機です。
英国面に陥らず、奇抜なデザインではなく、端正な外形だと思います。
でも、翼の形などは、英国機らしさが残っていますね。
さすがに古いだけあって、考証ミスが散見されます。
ざっと実物写真と比べてみて、大きな間違いは、3つほど。
マジで調べれば、もっとあるでしょう。
1. インテークの形状が変、吸入口が絞られ過ぎ。本物は、円筒を切ったような、絞りの緩い形です。
上面形を比較すると、わかりやすい。
2. 前の排気ノズルのカバーが角張りすぎ、また、この部分の断面形もちょっと?
ハリアーのこの部分は、非常に微妙な3次元形状をしていて、正確な再現は難しいと思います。
3. 垂直尾翼の前面についているセンサー?の出っ張り基部の長さ不足。
インストの塗装図でもわかりますし、実物画像でも同じなのですが、この部分は、
尾翼の一本目のパネルラインを超え、2本目のラインとの中間あたりまで伸びていますが、
キットでは、1本目のパネルラインで止まっています。
後は、複雑な胴体の形状のため、塗装ラインがわかりづらいうえ、左右対称の塗分けが困難。
インストを見てもよくわからず、結局、デッチアップが多くなりましたww
特に、インテークの形状が変なので、この辺のライン引きが更に困難です。
大抵の作例は、インテークのほうへ、機体下部の白が上向きのカーブを描くように
なっていますが、実物写真を見ると、ほぼ水平に見えますし、インストでもそうなっています。
ズボラなんで、正確さはあまり気にしないんですが、塗装指示の抜けてるところもあり、
今のタミヤより、緩いキットですね。
とはいえ、タミヤらしく、全体の雰囲気は良く、似てるし、格好良いので、文句ありません。
なんたって、800円は、今時あり得ないですね。。。
またも色はテキトーで、タミヤのネイビーブルーにしてしまいました。
コルセアは、Mr.カラーのネイビーブルーでしたが、タミヤのほうが青が強く、こっちのほうが、
自分のイメージに近い感じ。
Mr.は、彩度が低く、青か、黒か、照明によっては、暗緑色にも見えてしまいます。
まあ、年のせいで、色の弁別能も落ちているはず、正確なことは言えませんが。
しかし、塗装を始めて、以前から思っていたことですが、塗料メーカーによって、色の名称が違い、
タミヤカラー、Mr.カラーなど、名称がバラバラ、スプレーなどは、タミヤカラーしか置いていない
お店もあり、ハセガワのキットなど、タミヤカラーの指定が無いので、色選びに困ってしまいます。
実際の色調の微妙な違いはともかくとして、色の名称位は統一してほしいところです。
いっそのこと、下記で統一してはどうでしょう?
後は、ズボラ御指名の飛行姿勢ですが、ランディングギア類が着陸姿勢前提なので、
脚を切り離したりの小改造が必要です。
そこらへんの改善をした新キットが欲しいですね。。。
またまた、完成品ではなく、8-9割の完成でのアップですが、
まあ、ズボラーの性格上、きっちり完成形で記事にするのも
なんだかなーって、、、、
なんか、基本的な形ができてしまうと、もういいや、って
思っちゃうんですが、まあ、このゆるゆる加減もズボラーということでww
時間かけすぎて、気力が続かず、途中で積み積みよりはマシかも、、、
どんどん中途半端なキットが増えていっていますが、
そのうち、完成させてあげましょう??
てなわけで、ゆるゆるで、どっとはらい!!
P.S.
ハリアー Harrierとは、ワシ、タカ類のチュウヒのことで、
チュウヒも鳥で唯一、垂直離着陸できるらしいですね。
自分のイメージとしては、ツバメのほうが近い気もします。