この2日間、15名程の学生を迎えてのエニアグラム研修を行ないました。
就職活動を控えた学生さん達に、エニアグラムを通した
自己分析のサポート。
自分を変化させる気づきを得る貴重な時間です。
なかなか、自分の性格タイプが特定できない。
複数のタイプにあてはまる、といった人もありました。
エニアグラムの本質は、自己探求することにあると思います。
そのためのツールですので、急いでタイプ特定する必要もありません。
自分の体験をしっかりと味わって、自分の心の動きを見つめ直し
何が自分を動かすドライバーになっているのかを見ていくことが大事。
エニアグラムの魅力は何といっても、自己理解-他者理解を通じた
良好なコミュニケーションの構築にあります。自己理解が進んでいくと、
つまり自分とのコミュニケーションが深まっていくと、やがて自己受容が起こります。
自分がわかると、自分の嫌な面についての理由がわかり、受け入れられるのです。
そこに自己変化の下地ができあがります。
そして、自分の理解を深くできた分だけ、他者理解もできます。
自分という複雑で奥深い存在と同じように、他者も複雑で奥深さがあり、
一つ一つの言動にその人なりの動機が存在することが、心から理解できます。
すると、それは他者受容へとつながっていきます。
つまり、他者の言動に対して「あの行動はあり得ない」という認識から
「あの行動は理解できる。彼としては当たり前の行動だな」、という認識に変化します。
他人とのコミュニケーションに対して、反応的ではなく、本質を理解した
コミュニケーションが可能になり、円滑さが生まれてくるのです。
是非、そういった活用でエニアグラムが広まっていくといいなぁ、と改めて思いました。