- 編集者という病い/見城 徹
- 以前、情熱大陸で「見城さん」を見てすごい人だなぁ、と思っていたのでとても興味があった。
有名なあの人達(尾崎豊、ユーミン、坂本龍一、村上龍、石原慎太郎、五木寛之等)
の背後にこんなにも泥臭い人間ドラマがあったとは。。
僕が引っ掛かったのはこの部分。尾崎豊との話の中での話
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「何もない時は、のたうち回ってでも仕事をしなきゃいけないわけで、
ところが歳をとったり地位が上がってくると、経験や実績が付着して来たり、
・・・・そうすると別にのた打ち回らなくてもよくなるわけで・・・・。
のた打ち回るのは苦しくて面倒くさいことだから。でも、それに慣れてきたら
どんどん腐り始めていくんだよね。俺はその頃36、7になっていたから、
いっぱい付着してきていたわけだよね、アカが、ゴミが、アブラが、そして自惚れが。
尾崎にのたうち回されたことによって、それが完全にとれたと思う。」
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以前のイチローの「精神の脂肪」の話 に似ている。
自信が出てきた中級者から上級者の伸び悩みの始まり。
「のたうち回る」 「ハングリー精神」 「ベンチャースピリッツ」等々
表現はいろいろありますが、
腐らない自分であるためのヒントになる視点も書かれていました。
「自分を変えるものしか興味はない」
強烈な人との出会い。
最近自分にあっただろうか。