~当たり前であることは、新たに発見したことより意識しにくいことですが、
再確認によって意識し直す機会になったと思います。~
先日の研修の感想で、こんな一文があり琴線に触れたので一つ。
「当たり前」ということについて。
当たり前であることは確かに意識しにくい。
(ちなみにこの研修で出てきた当たり前とは、誠実さが大事とか。人を理解することが大事とか、
そういうことです。)
そこが一番の問題。
世間一般での認識や組織の中のルールを問題意識無く受け入れている場合が多い。
「その通り。そういうもんだ。否定の仕様がない。=当たり前」
という領域から一歩踏み込んでみたいですね。
当たり前には2つある。
①当たり前=『無自覚』で、良くも悪くも習慣になっているもの
②当たり前=『自分なりの定義』があり、背景や本質を理解しているもの
①は、外部からの「当たり前」を無自覚に受け入れ、思考停止状態のもの
②は、自覚され、創意工夫を加えたり、自分の言葉でしっかり説明ができるもの
①→②にするために
●例えばビジネス面では、
・業務の当たり前(既存のルールなど)の背景と本質を理解することでカイゼンを始める。
・身近の(当たり前となっている)不便さや心地悪さに目を向けることで新商品や新事業が生まれる。
●例えばプライベートで言えば、
・親が健在という(当たり前の)感覚を疑うことで親の存在の有難さとそれに沿った行動(親孝行)が
生まれる。
・衣食住の快適な空間と日常を振り返ることで、妻の貢献への感謝が生まれる。
とか、、、
①→②へは、『当たり前』が『当たり前じゃなくなる』と考えた方が早いかもですね。
いずれにせよ、
当たり前を深堀りすることで、自分が何をどう見ているのかが解り、
自分にとっての大事なこと(価値観)が明確になっていきます。
当たり前を再確認、再認識する機会を持っていきたいです。
*生まれて間もない赤ん坊は、順調に育つことが『当たり前』に捉えられないので、
健康で育っていることについて有難さを実感しています。