他の人と味の好みが合わないな~、と

人知れずずっと思っていました。

 

みんなが美味しいと思うモノを

美味しいと感じない自分の舌に対して

 

自分の舌は麻痺していて

人よりちょっとズレてるんだ・・

なんて思っていたんです。

 

ところが昨日歯医者さんへ歯のクリーニングに行って

分かったんですが

 

歯をお掃除してくれた若い綺麗な衛生士さんが

「これ新しく開発された口腔除菌剤なんですが

ちょっと試してみてください」と言って

その除菌剤を薄めた紙コップを差し出してきたんです。

 

それを口に含んだ途端、吐き出しそうになりました。

 

びっくりするくらい、とーっても甘かったんです。

思わず「これ、すごく甘いんですね」と言ったら

 

「え?そういう人は初めてです」と

キョトンとした顔で言われました。

綺麗な方はキョトン顔も綺麗です。

 

どうやら私は味にとても敏感な舌なんだそうです。

 

綺麗な衛生士さんに代わり、院長先生が言うには

そういう患者さんがごくたまにいるということでした。

 

そう言えば、

パン屋さんのパンの発酵のバランスや

小麦の味の違いも、みんなあまり気にならないようですが

私はとても気になります。

 

みんなが美味しいといって並ぶパン屋さんを

美味しいと思えなくてごめんなさいと

長年ずっと思っていましたが

 

ちょっと自分の舌に自信を持ってもいいかなって感じた

出来事でした。

 

クリーニングの後、エプロンを外しながら

普段は何を飲んでますか?

何を食べていますか?

何か特別なことをしていますか?

などなどいろんな質問をしてくださったんですが

 

あまり参考になるような話もなくて

どうもすみません・・と言って帰って来ました。

 

 

 

家に帰ってアレコレ考えてみたんですが

思い当たるとしたら

 

①クックパッドを見ないで料理を作る

②調味料の分量を絶対に量らない・・

この位でしょうか。

 

そう聞くと、さぞかし料理上手なんでしょうねと

思うかもしれませんが

 

料理は上京したての大学生並みの腕前です^^;

でも調味料だけはプロ級でズラリと揃っているのは

 

・・・もうそれは本能です

 

料理の腕がなくても味が良ければ

美味しく感じるからなんだと思います。

 

多分そう思って調味料を買い足していったら

ズラリと揃うことになりました。

 

味見をしながら足りない調味料を舌を頼りに作っていたら

きっと誰でもそうなるのかもしれません。

 

ここまで書いてふと

 

あ~、ミシュランのお仕事のオファーが来ないかな~と

ひとり妄想しております^^