最近、子どもとの「最後」が、少しずつ増えてきたような気がします。
この前、「本を読んであげようか?」と聞いたら、「ダイジョウブ」とやさしく断られました。ほんの数年前までは、「読んで、読んで」と何度もせがまれていたのに。
絵本ならまだしも、博物館で買った400ページもある分厚い本を「読んで」と持ってこられたときは、さすがに白目をむきそうになりました。
それでも今になって思うのです。 あのとき、もっとたくさん読んであげればよかったな、と。
最後に本を読んであげたのは、いつだったのでしょう。
本だけではありません
手をつないで幼稚園に通った最後の日。
バスが止まる場所まで迎えに行った最後の日。
きっとそのときは、それが「最後」だなんて思っていませんでした。
何事にも終わりがあることは、わかっているつもりでした。でも本当は、「これが最後だ」と教えてくれる出来事なんて、ほとんどないのかもしれません。
気づかないうちに、静かに、そっと終わっていく。そして、あとになって思い出すのです。あれが最後だったのかもしれない、と。
先日食事のあと、子どもがふいに言いました。「ドライブに行こうよ」
夜の街を少し走って、みんなで東京タワーを見上げた夜。
特別なことなんて、何ひとつない夜。
でも、ふと思いました。こうやって一緒に夜のドライブをして、同じ景色を見上げる時間も、いつかきっと最後が来るのだろうな、と。
そう思った瞬間、この何でもない時間が、急にかけがえのないものに見えてきました。
子どもと過ごす時間は、いつも「今」がいちばん新しくて、そして、あとから振り返ると、どれも二度と戻らない時間なのですね。
だから今日も、このありふれた一日を、大事にしておこうと思います。
去年も同じこと書いてました⤵︎

