婚約者と婚約破棄して、

とりあず自分の住処と車を調達した私。

 

さてどうすっか、と考えてた時、

なにを思ったか、夫と別れて以来

一度も使っていなかったAOLのチャットサービスに

本当になんとなくログインしてみた。

(AOLのチャットサービスが何かわかるあなたは

相当アメリカ長いですね)

夫と別れるまでは、会えない日はよくそこで

コミュニケーションとっていたんだけど。

 

でも別れてから実に約7年間、

私はそのチャットを一度も使ったことはなかった。

けど本当になんとなくそこに7年ぶりにログインしてみたら、

なんとまだ夫のアカウントがそこにあった。

今でも使ってたんかい?!って驚きつつ、

ちょうどオンラインにいたから、

「何してんの?」って話しかけてみた。

 

これが、すべての始まりでした。

 

久しぶりに友達と会ったかのような気分になり、

大学卒業とさー婚約破棄とさー

就職先がなくなったのがさー全部重なってさー

どうしよーってしてるところよ。

ってべらべら話した。

 

そしたら夫が。

 

「サンフランシスコにおいでよ。

I'll take care of everything. (僕がすべてどうにかするから)」

 

え、なにそれ、超セクシーじゃね?

 

私「んじゃ行くわ。」

 

で、その1ヶ月後くらいには、当時夫が住んでいた

SFのアパートに転がり込んでいました。

 

そして、転がり込んだ分際で

「車ないとか不便じゃね?」と車を購入させ、

「このアパート狭くね?」と一軒家に引っ越しさせ、

「犬いない人生寂しくない?」とまずひとりめを飼い始め、

「ひとりじゃかわいそじゃね?」と5ヶ月後にはふたりめを飼い始め、

転がり込んでから1年後、ビザも切れるしってことで結婚しました。

んで今年の9月には結婚14年目。

 

夫曰く、

「僕は必ずいつかまただーぴーと一緒になるって信じてた。

あのチャットでまたいつか話しかけてくるのをずっと待ってた。」

 

とのこと。

 

すごいよね、最大の引き寄せを可能にした男。

吸い寄せられた私。

 

運命があるとしたらこういうことなんだろうなと思う。

We are meant to be together :)

 

これがうちの結婚に至るまでの本当の経緯。

 

なんか、夫、ありがとう。