去年の11月の話。


私のかわいい夫が食中毒で救急搬送され、
ERで半日過ごすっていう出来事がありました。
サンドイッチという、しょーもないもので食中毒。
どうせ食中毒になるなら、

せめてめっちゃ美味しいものでなりたい。

まぁそんな余裕のあることは今だから言えるけど、
苦しんでる夫の姿は本当に気の毒で、

見てるのも可哀想でした。

あの姿を見て、私も食中毒を極度に恐るという

トラウマになっている。


ちなみに私は同じもの食べなかったので

大丈夫でした。

けどこのサンドイッチ、すごい教訓がありました。
神の思し召しを無視すんじゃねーぞ、という。

デリバリーをオーダーしたんだけど、
実は1回目のオーダー入れた時、デリバリーの人が
「車が壊れた。届けられない」って言ってきたのよ。
はいはい、ここはアメリカ。
普通に行きそうな物事が普通に行かなくてなんぼの国。

で、そこで諦めて、家にあるものを食べる、
もしくは他のものをオーダーする、

とかすればよかったのよ。
けど夫に、同じものもう一回オーダーする?

って聞いたら、うん、て言うし、

私も自分がオーダーした

「クッキーサンドイッチ」という、
パンにクッキーが挟まってるという、

 

炭水化物vs炭水化物、

主食とデザートを一緒にするのはなぜ、

みたいなこの悪魔の食べ物が

なんだかとても食べてみたかったんですよ。

好奇心旺盛なもんで、ええ。


だって写真で見ると、

結構アリに見えるじゃない…?



だから全く同じもので、

2回目のオーダー入れたんです。
んで、その2回目のオーダーは

無事に届いたわけなんですけど、
そう、夫はそれ食って食中毒になったわけです。


1回目でやめときゃよかったのに。
神様がデリバリーガイの車ぶっ壊してまで

阻止してくれたのに。
それを無視してチャレンジして、
はい、夜中の2時に救急車で運ばれた、と。

ちなみに私のクッキーサンドイッチも、
オーダーする人(私)もする人だけど、

こんなメニュー作んなや。
私みたいなチャレンジ精神旺盛なアホが

ついついオーダーしてしまうやないの。

ほんでお味は、

想像通り、


パンとクッキーを一緒に食べてる味でした。 

 
そこに意外なハーモニーが…!

なんて期待は来世でしろ。
今世でした私が馬鹿だった。

それで、そんな大騒ぎがあった数週間後、
なんか嫌な予感のする封書が届いたんですよ。
ちょっと分厚い。

さぁそれを一挙に大公開!!\(^o^)/
これがアメリカの医療費の実態だよイェーイ

ERに10時間くらいいた費用!
9820.36ドル❗️(102万1995円)


 救急車の費用!
2776ドル❗️(28万8896円)




合計12596.35ドル‼️(131万891円)

いや、やめとけって!

っていう忠告を無視した罰がこれでした。

まぁこれが全体の請求金額であって、

実際は夫の素晴らしい会社が手厚い健康保険を

出してくれてるので、

ERへのこちらの負担額は100ドルのみ。
ただ救急車がどのくらい保険でカバーされるのかが

わからなくて、

ロシアンルーレットばりにハラハラしている。
(*保険ある人はこの請求書の裏に情報を記入して

送り返して、それからまたカバーされなかった分の

請求が来る、って感じ。

けど未だになんの連絡も請求も来ていない。

このままもう一生来ないで。)

日本で救急車が無料というシステムを濫用して

タクシー代わりに呼ぶ不埒な者に、

すんごい寒い日の朝にお湯がでなくなる、
しかもシャンプーして泡まみれの最中に、

みたいなことが起こる呪いをかけておく。
 

みなさんも、なんかスムーズに行かないぞ…

と思うことがあったら無理強いせず、

その場でストップしてみてくださいね。。