「崖の上のポニョ」に見る地史学
以下ネタばれ注意です。
人類によって汚染されてしまった自然(海洋)を取り戻すため
フジモト氏により着々と進められていた「カンブリア紀の生命大爆発計画」ですが
ポニョの妨害により中途の段階で魔法が始動してしまいました。
その結果、カンブリア紀の再現には至らず、
その手前のデボン紀までしかさかのぼることができませんでした。
デボン紀は魚類の時代
さまざまな古代魚が回遊し、三葉虫が這いずり回る
月も現在よりは地球に近いため大きく見え、潮汐の大きい世界。
陸上には植物は上陸していますが、
動物はまだ上陸していない
まさにこれから上陸しようとしている
そんな時代です。
デボン紀の一日は地球の自転が現在より早かったため
現在より短かったといわれていますが、
魔法の世界も長くは続きません。
ポニョが人間になる(進化する)のと引き換えに魔法の効力はなくなり、
世界は元通りに戻って物語りは終わりました。
つかの間の太古の世界でしたが、
違和感なく動く映像でみられる
宮崎アニメの完成度に満足することができました。