serpentine | Accretionary complex

serpentine

 serpentine の和名は蛇紋石で、主に蛇紋石からなる岩石を蛇紋岩といいます。この岩石は、大変やわらかく、地すべりを起こしやすい性質を持っているため建設業界ではあまり好まれていません。また、蛇紋石が繊維状になったものは、石綿(アスベスト)と呼ばれ、かつては耐火、耐熱に優れた有用な資源として利用されていましたが、現在では健康に害すると言うことで、一般市民にも嫌われる存在となってしまいました。

 こんな岩石ですが、地質を研究する人にとっては大変重要な存在です。蛇紋石は、もともとはカンラン石という地下深部に存在する鉱物が変質して出来た鉱物といわれており、なかなか地表には見られない石です。さらに、この蛇紋岩に伴って古い石や珍しい石が見つかるため、蛇紋岩の分布域を新しく探したり、詳しく調べたりすることは、日本列島の形成を考える上でいろいろとヒントが得られます。