メノウの舎利石は気を発す。
四拍呼吸だ。
腹式四拍呼吸法にて気を操作するのだ。
1・2・3・4と吐く。
1・2と止める。
1・2・3・4と吸う。
1・2と止める。
地道な修練こそ結局は自分自身を一番助けてくれる。
諸行無情ゆえに、あらゆる事象に興味を持つ。
諸法無我ゆえに、あらゆる物事から執着を捨て去る。
涅槃寂静ゆえに、何があろうとも泰然自若と構える。
人生はゲームの如し。
「いわゆる三子話だ」
「三子話って?」
「珍子を満子に入れ赤子を出産というだけの話」
問題は食わせていく費用だ。
ヒトは食わねば生きられぬものだ。
働き、食い、休む。
古今東西、無知な若衆は槍働きと称して刃物を振り回す。
ストリートにナイフを持った若者が徘徊する。
(1)
大学で教育法規の特別講義がありました。
一日4時間で一週間連続なので、ノートを取るだけでもかなり大変でした。
2日めの朝に、いつも早めに教室に入っている礼子さんが、すこし遅れてきました。
授業中に礼子さんが入ってきたので先生はすこし不機嫌な様子でした。
しかし、女の子だからしょうがないと思ったのかなにも言わずに授業を続けていました。
私から少し離れて礼子さんが座りましたが、なんだか体調が悪いらしくて、眉が曲がったように苦しそうな表情をしていました。
もうすぐ授業が終わる時間が近くなったとき、先生が「きみ大丈夫か」と礼子さんに声をかけました。
礼子さんは返事もできない様子で苦しそうな表情でした。
「医務室に連れて行きなさい」と先生が慌てた様子で指示しました。
しかし、女の子だけではとても礼子さんを連れていくのはできそうにありませんでした。
先生は授業をやめると、礼子さんを抱き上げてて、教室をでました。
私と礼子さんの友達が何人か、先生のあとを追いかけました。
礼子さんは、医務室のベッドに寝かされましたが、居たのはカウンセラーの先生だけでした。
先生はかなりあわてて救急車を呼びました。
救急車がつくと、カウンセラーの先生が同乗して病院に向かいました。
翌日になって医務室にいくとカウンセラーの先生が「盲腸だったから、すぐ手術をして心配ないから」と言っていました。
私は、盲腸でも心配なきがしましたが、ひとまず安心しました。
カウンセラーの先生が教えてくれた病院は、地下鉄に乗って数駅の場所でした。
駅前には花屋があったので、お見舞い用の花を買いました。
店の人に病院の場所を聞くと、すこし歩けばすぐ目の前だと言われました。
教えられた通りに、すこし先にいくと、目の前に大きな病院がありました。
門を入ると、大勢の人が待合室で待っていました。
私は、受付で礼子の部屋を聞くと、いそいで部屋をさがしました。
思い切ってドアを開けるとベッドの上で礼子が、手を振ってくれました。
病室には男の子が一人いました。
親戚かそれとも兄弟なのかと思いましたが、礼子さんの彼氏の義則さんでした。
私はコーラス部のみんなが心配してるといって、お見舞いの花を渡しました。
「一週間くらいすれば、大学に行けるから留年の心配は全然ないから心配しないで」と礼子は言っていました。
(2)
礼子が「ちょっと困ったことがあって、有紀ちゃんに頼みたいことがあるの」と私に言います。
「なんでも言ってね」と私が答えると、今度の秋のコーラス部のコンサートなんだけれど、会場の予約金を払わなければいけなくて。」
「私が行けないから、代わりに払ってほしいの。」
との話でした。
私はそんなことくらい簡単にできるからと、「心配しないで、私がやっとくから」と答えました。
すると、義則さんが「これ通帳とキャッシュカード。」と言って、礼子の名義の通帳を渡してくれました。
「コーラス部の名義を通帳を作ろうとおもったんだけど、銀行で断られてね、私の名前の通帳なの、暗証番号は私の誕生日にしてあるから。」
と言われて私は通帳の金額を確かめました。
(3)
支払いの当日になって、市役所の窓口に行く前に銀行によってお金をおろそうとしました。
しかし何度やってもお金がでませんでした。
銀行の係りの人に聞くと「残高不足でおろせません。」と言われました。
「そんなことありません」と、私が通帳を見せると、係りの人は、通帳を受け取り記帳してから私に見せてくれました。
通帳には数百円の残高しかありませんでした。
私がびっくりしていったいなにがあったのか分かりませんでした。
しかしおろされた金額の日付をよくよく見ると、私が通帳を女友達からもらった当日でした。
私はどうにか筋書きが分かってきました。
暗証番号は礼子の誕生日なので義則さんなら、知ってるはずだし、記帳さえしなければすぐには分からないはずでした。
私が勝手にお金を使い込んだ事にすれば、義則さんは知らんぷりで押し通せると思ったにちがいありません。
(4)
私はすぐに先輩に相談することにしました。
先輩が義則さんを呼び出して直談判する事になりました。
午後になって大学の近くのロッテリアで、私と先輩が義則さんを待ちました。
通帳を目の前に突きつけて、問いただすと、義則さんは開き直った様子で
「返せばいいんだろう」と答えました。
私はやっぱりと思いました。
「いま友達に金をもって来させるから」と義則さんは誰か友達に電話していました。
近くの公園に届けにくるからと、私と先輩は義則さんと一緒に公園にいきました。
しばらくたって数人の男が公園の入り口に現れました。
私はお金を返してくれるものとばかり思っていました。
しかし男達は私と先輩を取り囲むと、すぐそばの身体障害者用のトイレに連れ込みました。
「金はおまえらがかってにねこばばしたんだ、お前らがな。」と義則さんが大きな声で脅すように言うと、
先輩が「なにいってるのよ、いいかげんにしなさいよ。」と怒鳴り返しました。、
逆らうこともできずに先輩は、欲望に汚されつづけました。
先輩の体に欲望の激情を吐き出すと、次は私が生贄にされる番でした。
竜巻のような激しい勢いで吹き抜ける嵐の中では、もう逃げることもできませんでした。
抵抗する気力もないくらいに私の体はもてあそばれました。
いつまで続くともわからない時間が私の心の中で凍り付いていました。
このままずっと続くのなら、私の体はもう屈服するよりないと覚悟を決めました。
義則さんの欲望は私の体を責め続けると、ようやく最後の一撃で私を打ち砕きました。
