No Big Deal/Love And Rockets | Señor9

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Out of Time

No Big Deal/Love And Rockets

 

 

 

 

 

前回のつづきです

 

 

 

 

当時、赤坂にあった●●会系のフロント企業

 

から仕事を貰っていました。

 

幹部の方の名刺を作成する仕事でした。

 

ある時、数十名のヒノキ材の名刺のオーダー

 

があり、指定された納期通りにお納めしたの

 

です。ところが翌日の朝になってお納めした

 

先の担当者(若い衆)がカンカンに怒っていて

 

「すぐに来い」と言うのです。

 

名刺に汚れがあるので、全部持ち帰って検品

 

して欲しい。と言うのです。

 

14名様分の名刺が各100枚=1,400枚…点状の

 

汚れが付いたモノは弾いて新たに印刷し明日の

 

朝まで耳をそろえて持ってこいと言うのです。

 

いやー大変な事になりました…

 

 

 

創業者のツテで取引をしている企業で何か

 

トラブルがあった場合は、銀座の本社ビル

 

の秘書を通して報告する事になっています。

 

私達はすぐ会社に戻り、現況を部長に報告

 

しました。部長はすぐさま創業者の会長に

 

報告を入れたのです。

 

創業者の●●会長はこう言ったそうです。

 

 

「せっかく作った特製の名刺の一枚二枚が

 

汚れているからって何だよ。たいした問題

 

じゃないだろ。赤坂のハラのトコ(会社)か? 

 

今から俺が連絡しておくから心配するな。

 

その名刺使わせるから。大丈夫だから」と

 

 

●●会系のフロント企業だからといって

 

怯む事なく相手の要求を簡単に突っぱねる

 

のでした。ワタシと同僚はどっちがヤ●ザ

 

か分らなくなるのでした…

 

 

 

 

 

80年代のポストパンクシーンから登場した

ラブ・アンド・ロケッツ。バウハウスを解散

させ、ボーカルだったピーターを除く3人で

結成したバンド。

バウハウス時代の音楽性も少々ひきずっていた

が、徐々にダークな部分を排除してネオサイケ

ネオグラムロック路線を展開し、人気を博した。

 

 

一時間も経たないうちに●●会系のフロント

 

企業の発注担当者から電話が入りました。

 

「問題ありません」

「先ほどはすいませんでした」

「検品しないで結構です」

「そのまま納品してください」

 

怖い組織の上席者からどうやら叱責された後

 

の様で自動音声の様な機械的な声でお達しが

 

ありました。

 

 

 

ヒノキの0.5ミリ厚の名刺100枚=一名様分

 

おいくらで請求してたと思います?

 

10万円です…1枚千円です。

 

 

 

 

本日も見ていただき、

 

ありがとうございました。