Nothing Compares 2 U/Sinéad O'Connor | Serox9

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Peace In Our Time

Nothing Compares 2 U/Sinéad O'Connor

 

 

 

 

 

きのうのつづきです

 

 

前職のまだ駆け出しだった頃は平成の時代

 

の初めでした。ちょうどバブル景気が終焉

 

を告げるぐらいの時期でした。

 

毎年4月に新入社員が入ってくる際大卒に

 

混じり●衛隊を退役された方も入ってくる

 

のです。

 

ワタシの所属する営業部にも一名入って

 

来ました。山梨くんという名前でした。

 

彼は●衛隊を退役しても抜けきらないクセ

 

を引きずって入社してきたのです。

 

スーツ上下を着こなした足元には戦闘用の

 

編み上げブーツを履いているのです。

 

普通の靴を履いていれば下足してスリッパ

 

に履き替える時間はものの10秒も掛から

 

ない訳で山梨くんの戦闘用編み上げブーツ

 

は片方を脱ぐだけで30秒ぐらい掛かります。

 

営業訪問時の客先で、下足して上がる会社

 

なんて今とは違いいっぱいありましたから

 

毎回、山梨くんのブーツを履いたり、脱い

 

だりに掛かる時間はイライラしたのです。

 

ワタシは会社の先輩に相談し、山梨くんに

 

普通の革靴を履かせるように説得してもらい

 

ました。演習地で大砲を撃っていた山梨くん

 

にとって戦闘用編み上げブーツは自分の身体

 

の分身みたいなモンだから、と言い訳して

 

しばらくは抵抗していましたが、ある会社の

 

大宮の工場に営業で訪問したた際、

 

受付の若い女性に…

 

「えっ!なんでそんな長靴履いてるんですか」

「びっくり― しんじられなーい」

 

と言われたのを境に山梨くんは普通の革靴に

 

サッサと履き替えたのです。

 

私達の忠告よりも、若い女性のシビアな発言

 

の方が何倍も威力がある事を痛感しました

 

 

山梨くんが会社に入社して半年ほど経った

 

ある日、ワタシとワタシの先輩に向かって

 

「僕は結婚することになりました。」

 

「フィリピンで式を挙げるので休暇が

欲しいのです…」

 

と言うのです。婚約者はフィリピン人の

 

女性でした。

 

会社に一週間の休暇届を提出し、山梨くんは

 

フィアンセと共にフィリピンへ飛びました

 

ワタシはその時は違和感を感じなかったの

 

です。山梨くんの家族や親戚もフィリピンに

 

同伴し祝福される結婚式なのだろうと思って

 

いましたから…

 

 

 

長くなってきました…

 

つづきはまた明日書きます。

 

 

 

 

 

シネイド・オコナー/Sinéad O'Connorは、

アイルランド出身のミュージシャンである。

 

彼女のデビューアルバム『The Lion and the Cobra』

は1987年にリリースされ、世界的なヒットを記録。

 

2ndアルバム『I Do Not Want What I Haven't Got』

は彼女にとって最大のヒットとなり、全世界で700万

枚以上を売り上げた。

先行シングルNothing Compares 2 U」はビルボード

ミュージック・アワードで1990年の世界ナンバーワン

シングルに選ばれた。

 

2023年7月26日、長年にわたるメンタルヘルスとの

闘いの末、死去56歳没。

 

 

 

 

 

本日も最後まで見ていただき、

 

ありがとうございました。