Attack／The Exploited
股、古い話で恐縮です…
昨日の「職安」で思い出しました。
進路が決まっており、高校の卒業式の前
で計算しながら授業に出席していた頃か
と思います。
そんな時に知り合いのヒロカズくんから
バイトの誘いがありました。
日曜日と月曜日の昼のバイトです。
場所は新宿の歌舞伎町のはずれに職安通り
という通りがあって、今もそう云うのかは
分かりませんが、その通り沿いの雑居ビル
の地下にバーがあるのです。
そのバーは日曜日と月曜日が定休日で、その
二日間を使ってお掃除とお酒とおつまみ等の
補充をするアルバイトでした。
出勤時間は自由で昼ぐらいから出て日曜日
は掃除に専念し、月曜日はアメ横に指定さ
れたお酒と食材を買い出しに行くのが主な
仕事でした。
日曜日の昼過ぎにそのバーへ行き、掃除を
始めます。掃除の基本は上から手を付けて
最後は床掃除です。ワタシは指示書どおり
に掃除をします。大体ですが、2～3時間程
掃除をして一日／5,000円貰えます。
当時としては良いバイトだと思い、大学に
通うようになっても続けました。
とある日の日曜日、来客がありました。
もう、見るからに、明らかに、スジ者の方
です。その方はワタシに…
「預かってもらったモノを取りに来た」
というのです。
ワタシは「知りません。聞いておりません」
と素直にいいました。
「んなわけねぇだろ こら!」
スジ者の方は声を荒げてまくし立てます。
ワタシは冷静に
「本当に知らないです。ワタシは掃除の
アルバイトでここに来ています。」
スジ者がいいます。
「この店、麗(レイ)っていう名前だろが!」
ワタシは嬉しそうに言いました(笑)
「違います。櫂(カイ)です。」
スジ者は「うっ」と呻きました。
しばし沈黙が流れます。
スジ者は手に持っていたメモを見直し
「店間違ったな…兄ちゃんゴメンな…」
そう言って恐縮して出ていきました。
スジ者は漢字読めないんだな。とワタシは
直感しました。
スジもんもんが預からせたモノは何だ?
あんなに怒るんだから余程大切なモノに
違いありません。
ハジキか、ドスか、ヤクか…金かな…
ワタシは床にワックスをかけながら先の
やり取りを反芻していました。
ここまで書いてもう一つ思い出しました。
長くなったので明日書きますね。
ザ・エクスプロイテッドです。英国の
第二世代パンク、ハードコアパンクの
中心バンドです。まだ現役で頑張って
いると聞いています。
ただこの頃の作品が一番カッコ良いです。
