ユーモレスク/ドボルザーク
この曲は思い出があって小学校三年か
四年の時、練習していました。
実はワタシは小学校一年生からバイオリン
を習っていました。云わばお稽古事です。
西武新宿線の小平にバイオリンの講師が
いて風岡さんといいました。
はじめは母が一緒に付いてきてくれました
が、小学校三年生になると一人で通う様に
なったのです。
バイオリンの講師の風岡は今で云う「ホモ」
でした。50歳ぐらいだったと思います。
ワタシは美少年でしたので、風岡はワタシ
をイジり、そして罰を与えるのです。
たとえばバイオリンの課題曲を間違えると
ワタシに逆立ちをさせ、ワタシの半ズボン
から出た太腿を触るのです。
また三十分も練習をすると「リラックス」
と称してワタシの身体を触るのです。
ある日、ワタシは風岡にいいました。
「気持わりいんだよ! さわるな!」
風岡は狼狽してワタシに謝りました。
その後一年ぐらいはバイオリンの練習を
続けましたが、ある日突然辞めました。
ワタシは自分でバイオリンの才能が無い
事を子供心に気がついたのと…
ロックが好きになってしまったからです。
T-REXとKISSとエアロスミスのレコード
を近所のW大のおにーさんから借りて聴き
まくっていました。
バイオリンでユーモレスクを弾いても満た
されない自分に気がついたのです。
今日も最後までお付合いいただき、
ありがとうございました。