学生の頃から結婚までの作品とネガ

納戸の整理で発掘
昔の車のタイヤのチェーンケースに入っていた。
ちなみにいれた事は忘れてる(笑)

ネガってプリントしないよね〜
そのまま捨てるか!と
日々の断捨離で勢いがついていたのですが
見て考えようかとネガとプリントを保留。

今朝やっと箱を開きました。

あー懐かしい。

写真を学んでいる時
私の生活は全て写真に向いていた。

フィルム、現像液、定着液、印画紙
お金がかかるから、食べることは最低限。

バイトをして稼いだお金で長巻きフィルム買って
まずは長巻きフィルムからフィルムサイズに小分けして(感光しないように専用の用具を使って)
現場行って撮影して
自分で現像して、プリントして。

現像をする薬品は酢酸の匂いがするから
乙女な時代なのに酸っぱい匂いが染み付いて(笑)
でも全然気にならなかった。

勝手に家を出て一人暮らし始めたから
学費以外の援助はもちろんなし。

学校、撮影、プリント、バイト、飲んで寝る
たまに思いついてバイクで国道旅。
って言っても、東京、千葉、大阪、広島、九州一周もね(笑)
高速怖いヘタレだったからぜーんぶ国道旅。
シンプルな日々。
楽しかったなぁ・・




ネガだけ残して捨てるかと作品を見て見ると
時間がグンと引き戻され・・

懐かしい人たちの顔に見入る。
私が被写体に選んだのは
実家から遠くない場所にあった家畜市場の人たち
一人暮らしを始めても
実家には帰らずにここにはよく通った。

27年前から変わらない人たち。
今、この世の中をどう生きているのだろう。

今はないこの場所。
捨てがたい作品。



もう一つのテーマは「父」
昔から多趣味で面白い人だから写真撮らせてもらったけれど・・

今見ても面白いくらい撮らせてもらってる。
よくわからんポーズ頼んだりして。
私が娘に頼まれたら断るな(笑)

写真見てからしか思い出さない思い出も
たくさんあるね。

これはきちんと整えて
父にプレゼントしようと思う。


長いお家時間ならではの収穫かな。