皆さまぜひお誘い合わせのうえ、ご来場下さいませ。
「僕と彼の彼女達」
兄が失踪した。どこにいるのか、それともこの世にいないのか、それすら分からない。
兄を心配して訪ねてくるのは、妻・元妻・恋人・元恋人・同僚・同級生と名乗る彼女達。
最初は兄を心配していた彼女達が、そのうち兄の不平不満を僕にぶつけてきた。
「僕に言われても困るのに」と思いながらも、
兄をフォローし、彼女達をなだめ、彼女達の話を聞いていると、
兄が彼女達に愛されている理由がみえてきた。
ニーチェは「愛されたいと望むのは、愛されて当然だという自惚れだ」というけれど、
「愛されたい」と思わずにはいられない、彼女達の切実な思いがあった。
1人の男と9人の女達が織り成す、愛と自意識のコメディ。
