ごあいさつ
2008年春、2011年の自分は何をしているのだろうと考えていました。
結婚して新居に引っ越し、地デジ化に向けて、パートナーと仲睦まじく
テレビを選んでいたい!…と密かに願っていました。
決まった相手もいないのに暢気なものです。
そして、大切な友達を亡くし「人生、この先あるのだろうか?」と
身体を引きちぎられるような思いでいました。
「3年後、一人電気屋さんで商品を選んでいる自分がいるだろう。
もしかしたら共に選ぶ人といるかもしれない。生きていくって
そういうことだ、きっと」なんて思っていました。
2011年の今、引っ越しはしたけれど、結婚はしていません。
液晶テレビは一人で買いに行きました。テレビ選びは店員さんとしました。
的確なアドバイスをくれます。地デジ化、上々な滑り出しです。
友達の死はいまだうまく理解出来ず、思い出しては
心がざわざわするばかりです。
人生、予想していたものと随分違うけれど脈々と続いています。
「生きていくってそういうことだ、きっと」
本当、そういうこと、きっと。
新しい劇団を立ち上げました。新しい何かを見つけたくて。
違和感のない、自分にぴったりとくる、身の丈に合った表現をしたくて。
ぜひ観にいらして下さい。肩の力が抜けるようなコメディです。
セロリの会 主宰 ヒロセエリ