あの路地の喫茶店を訪ねました。

ドアを開けるとからんからん、とベルの音。

そして耳に入ってきたのはジャズのライブ音源です。結構な盛り上がり。

壁一面のレコードに囲まれた大きなスピーカーは、まるでライブ会場のようです。

程なくして振り子時計が1時を告げました。時計のかちこちという音が音楽と重なりあい、良い雰囲気です。

ナポリタンを注文した時、テーブルに飾られた花の名前を尋ねました。『つる桔梗』とのこと。桔梗は私も好きな花ですが、こちらは初めてお目にかかりました。可愛らしく咲いています。生け方も上品に。

譜面台があり、こちらにはCDケースが乗せてあります。

メニューを見ると、『コーヒーは注文されてからハンドドリップで淹れるので時間がかかります。音楽や本を楽しみながらお待ち下さい』とのこと。成る程、本棚もあります。

ナポリタンが届きました。ほんのり甘い味わいながら、ボリュームもたっぷり。

奮発してアイスコーヒーも。初めての紙ストローです。

食べ終って本棚を覗きに行きました。オートバイの本が充実しています。意識していた村上春樹、ありましたありました、レイモンド・チャンドラーの日本語訳の長編が。

パンフレットの置かれたテーブルには、ライブの案内もあります。あの譜面台はやはり、必要なものだったようです。

帰りはご主人がドアを開けて下さいました。『傘をお忘れでは』おっと!からんからん。

その後駅でパスモをチャージしていた時、振り返ったらあの人が!スーパーで『ハイ、茄子が一点』のレジ係さんです。

なんだか楽しくなって笑顔で会釈をしたら、彼女もニコリと笑っていました。

なんて美味しい日曜日、また明日も良い日でありますように!