彼とドライブする時に、『Crispy!』を持って行きました。

『良いバンド見つけちゃった』とカーステレオにかけたら、彼曰く『俺イギリスのロックが好きなんだよね。これ、どっちかというどアメリカじゃねえ?』とのこと。

確かにこのアルバムはスピッツにしてはポップでした。

でも彼は知るのです。スピッツの魅力を。

当事私達はフリッパーズ・ギターをよく聴いていました。

それから少しずつスピッツを聴くようになってゆきました。

彼のお気に入りは、アルバム『惑星のかけら』の『アパート』。

私達は車の中でたくさんの音楽を聴き、その後結婚をしました。

『チェリー』が中学の教科書に載った時、彼の親せきの中学生の子にそれを見せてもらいました。

『作詞作曲 草野正宗』これが授業なの?いーなあ!

カラオケで彼にスピッツを歌ってもらったこともありました。

何でも歌いこなす人でしたが、『遥か』をせがんだ時、『草野マサムネ男に歌うなって言ーてえのかこんな高いキー』悪態をついていました。

夕の食卓でも、スピッツを聴きました。

そんな私達でしたが、やがて離れることになりました。

私の出発の日、大事にしていたサインを破いて捨ててきました。

ごめんね、スピッツには罪は無いのに。

ずっと聴いていると、いやな思い出のある曲というのも出来たりします。乗り越えたいけど、傷ついてもいたい。

昨年、YouTubeで『横浜サンセット』というライブの映画が流れ、毎晩寝る前に観ていました。

人気曲『ハチミツ』で歌詞を間違える草野氏を繰り返し観ました。神様じゃなかった。

好きなのに、ライブには行ったことはありません。売れる前に、行っとけば良かったなあ。

何やかやと、今年はデビュー30周年。私の耳に間違いはありませんでした。

こんなに長く聴かせてくれるなんて、感謝の気持ちでいっぱいです。

目指せ40周年!50周年!!

ありがとう、スピッツ!!!