Sax&Clarinet Player 瀬利優彰のBlog"Sound is great!" -4ページ目

Sax&Clarinet Player 瀬利優彰のBlog"Sound is great!"

瀬利 優彰(せり まさあき)
Saxophone,Clarinet奏者。
 東海地区を中心にライブ・イベント演奏やレッスン講師などの活動をしています。
 Serio(まじめ)のニックネームにもあるように、ミュージシャンの割に穏やかな物腰。
 でも、奏でる音はFatでRichです。

スワブ、定期的に買い替えるのにあたって某楽器店の店員さんに聞いてみました。

「ソプラノサックス におすすめのスワブってありますか?」

って。

デタッチャブル(ネックが取り外しできる仕様)なら、大抵のスワブは管体に通すことができますが、ストレートネックの場合はそうもいかないんです。

店員さんが問いに何て答えたかと言うと、自分が想像だにしていなかったものだったのです。


「オーボエ用スワブ、オススメっすよ!」

先が写真のような形状になっているため、簡単に通せてしまうんですって。

半信半疑で買ってみましたが、意外にいいです!

サッと通ってネック周りの水分を拭き取ってくれる安心感があります。

先がお風呂の栓についてる感じで何だか親近感もあります。

アドバイス、求めてみるもんですね☆



名古屋の老舗Jazz Clubと言えば。

今年で創業50周年のJazz inn LOVELY。


センターの四角テーブルが印象的。

僕も若い頃、数多の熱いLiveをお客さんとして聴いてきました。

学生時代に寺井尚子さんの素晴らしい演奏で感動した後、休憩中にお手洗いですれ違ってめちゃくちゃ緊張したり、森山威男さんの全身で表現するドラムに稲妻が走ったような衝撃を受けたり、チャリートさんのものすごく熱いクリスマスライブを聴いて楽しんだり、他にもいろんなジャズ経験値を与えてくれた場所。

知らない名前のカクテルを頼んでは、ショートカクテルってお洒落だよなって初めて思った店でもあります。

今ではバーボンをロックで飲むのが好きですけどね。


そんなLOVELYへ、昨夜は出演でした。

4年前にレコーディングへ2曲だけ参加した、ドラマー天野雅康くんの誘いを受け、豪華3管のsextetでJazztetの名曲をとことん演奏するという濃ゆ〜い内容。


Jazztetの楽曲はとりわけ3管のハーモニー、これをいかにバランス良く響かせるかがある意味決め手。

ハーモニーの音がコードトーンでないことも多く、それが何故かハマるんですよね。

玄人好みな渋い感じ。

でも、吹いてて実に面白い。

そんな渋くて濃ゆ〜い内容にも関わらず、たくさんの方に足を運んでいただきました!

自分は前までなら、最低週に1回くらいは何かしら演奏の機会がありましたけど、とりわけ今年は本当に人前での演奏機会がなくて、これでやっと今年4回目のLive。

ステージに向かう時に、緊張感と落ち着きが同居して、とても不思議な感覚でした。

でも、息を吹き込んだらとても自然に音が出る。

長くやってんだなぁって、改めて。

この日はジャズやる時にメインで使うマウスピースと薄めのリードで力まず吹くことを目指しました。

そうすることと、音量バランスをリアルタイムで最適な方向へコントロールすることで、いろんな楽器の中にしっかり溶け込むことができます。

ちょっとミスはありましたけど、狙い通りお客さんの耳に届いていたなら努力と工夫の甲斐があったというものです。


河原崎辰也&THE MIDLAND BANDにより行われた


ライブハウス応援LIVE

と銘打って行った無観客配信Live、下記のリンクからご覧いただけます。



映像も音もクオリティ抜群です。


河原崎辰也という男の音楽を知らない方も是非一度、聴いてみてください。


トークも行いながらの配信だったのですが、その中で辰也さんがサックスのことを熱く語ってくれるワンシーンが印象的です。


「いつか自分のバンドにサックスが入って欲しい。頼りになる音を。」


詳しくは、Liveを楽しみながら🎷


本日11/6はサックス🎷を世に生み出した、アドルフ・サックスの生誕から206年にあたる日です。

彼がこの世にサクソフォンという楽器を生み出したのは1844年とも1846年とも言われています。サクソフォンと名前がついたのは1846年だとか。

今年は世界限定150本生産で、当時に思いを馳せた復刻版アドルフサックスという個体まで生産・販売しているようです(実はこのこと、今日初めて知りました)。

楽器自体は各メーカーによって今もなお改良が重ねられ、少しずつ形を変えながら製造され続けておりますが、とにもかくにも世に生み出したパイオニアがいなければ改良されることもなかったわけで。

管楽器の中でもひときわ歴史が短いこの楽器、いろんなジャンルで華やかな見た目と音色ですっかり人気を博したわけですが、本当に多種多彩な音色が出せます。

ソプラノサックス 、アルトサックス 、テナーサックス、バリトンサックスなど種類を使い分けたり、マウスピースやリードで音色を変えたり、カスタマイズ幅が広いのも魅力。

それだけでなくアンブシュアや吹き込み方などで音色を変えられる。

だからこそ、落としどころがないとも言えるのですがそんな飽くなき探求もまた面白いもんです。

どんな形でもいいから、一生この楽器を吹き続けたい。

それが私の願い。

だから今日は、サックス奏者の端くれとしてアドルフサックス氏に感謝の意を表します。








「独りでBarとか行くの好きな感じがする」

って、よく言われます。

その通り!

最高に落ち着きます。

いろいろと逡巡しながら、バーボン🥃をロックで飲むのが好きです。

お酒の世界は実に奥が深い。

いろんな店に行くたびにいろんな種類のお酒を深く知っているマスターがいて、そんな話を聞きながら飲むのも好きなんです。

自分からベラベラ喋る感じはあまり好きじゃないので、お店の好みも自ずと決まってきます。

ミューズエレガンテさん主催のイベント

“Jazz in Kaguraya”

古民家で営業する和食店、神楽家さんにて、
「秋の夜長に聴く調べ」
と銘打って開催されました。


わたくし瀬利優彰はテナーサックスとクラリネットの二刀流で。




このイベントの立役者であるミューズエレガンテの仲野さん、そして神楽家の社長、チエコさんの挨拶でスタート。



ギターの上村洋平さんとはこの日が初めましてだったのですが、それでも演奏が成り立ってしまうのがジャズの面白いところ。


この建物は純和風で本当に綺麗に保たれています。話を聞いたところ、築90年とのことで修繕箇所は多いけど維持には力を入れて取り組んでいることが伺えました。

いつまでも無くなってほしくないですよね、こういう設えは。

そしてデュオ演奏をたっぷりお届けしたところで、ゲストをお呼びして


小野永利加さん


岩田史子さん

二人の歌い手さんとコラボ。

ほとんど打ち合わせなしのセッションでしたが、それがまた面白かったー。


終了後、4人で記念撮影キラキラ

場所、空間、人々の雰囲気、全てが最高の会でした。

仲野さんは10年ぶりくらいにお会いしたのですが、

「いつか瀬利さんに演奏お願いしたいです」

とずっと声かけてくださってくれて、このご時世で演奏機会が激減していただけに涙が出るほど嬉しかったです。

人はやっぱり応援してくださる方がいると頑張れます。

これからも自分なりに演奏活動続けていこうと改めて思った日になりました。

いざ「その道」で生きていきたいと考えている人は数多くいるけれど、その夢が途絶えた時に次へのキャリアが思うように描けず苦労する人も少なからず存在する。
そうならないための取り組みの一環で、ある一日の例として、チームの練習を午前3時間行い、午後はサラリーマンとして働くプロサッカー選手がいると昨日テレビで紹介されていました。

こういう取り組み、音楽などの芸術分野でも今後活発になったら素晴らしいだろうなぁって、そう考えるのは自分だけでしょうか??

チームなどの有名な団体、法人などに所属していることなど諸条件はあろうかと思いますが、前述の例であれば1日のうち3〜4時間練習の時間を確保しつつその他の時間(5〜6時間?)は仕事に取り組む、これができるならプロとしてのクオリティを落とさずにその人の仕事におけるスキルもぐっと向上するんじゃないかなぁって。

プロ活動の中で名声を獲得した人ならは引退後もセカンドキャリアを歩む事は難しくないけれど、スポーツ選手のように若くして引退した場合は次のキャリアへ進むのは容易ではない。
だけど、現役中からビジネススキルを身につけることで「デュアルキャリア」を身につける。

そんな感じでテレビでは紹介されていたと思いますが、改めて悪くない考え方じゃないかって思います。

8年前の思い出。

かつてAsterというジャズバーがありました。

年末にLiveした後、ギャラの入った封筒にマスターからの手書きメッセージ。

ステージに立つからには、自分がどんな立場や境遇だったとしても、こうやって感謝されるような演奏をする義務がある。

久しぶりにこの写真と出会って、改めて心に刻んだ事です。