今日の中日新聞に、英語教育改革について3名の意見が掲載されているが、やはり鳥飼玖美子先生の意見が一番的を得ていると思う。
私が言いたいことをほぼ全て言ってくださっている。
学校教育において、履修科目全般のバランスをもっと考えるべきと強く感じる。あまりに英語に傾き過ぎていないか?
数年前から小学校から高校まで、国語の授業が削られ、英語のウェイトが多くなっているが、その結果をちゃんと検証しているのか、甚だ疑問。
英検合格者の割合だけでなく、トータルバランスで子どもたちの思考能力がちゃんとついているのか?
OECD加盟国でのテスト結果での日本の学生の順位は出るが、順位の上昇の要因の一つに、テストの傾向をみて対策をしているという、なんとも日本らしい要因があったりする。
真の力はどうなんだろう?
少なくとも私はこの15年で、子供達の日本語力の低下を肌で感じている。理科、地理などの知識も非常に乏しいと感じる。
ネイティブの小学生レベルの英語力だけついても、それで何を語るのだろう?
世界が見たいのは、あくまでもその人の中身だ。
鳥飼先生は、ストレートに問題を指摘され、その根底には、いつも学習者への愛が感じられる。
それこそが指導者に一番必要なものであると思う。
・・・(中略)・・・
でも、英語ができて自慢になるのは日本国内だけです。世界では、「それで、あなたは何ができるの?」と聞かれます。科学もスポーツも文化も大事。・・・
・・・一律に「英語をやれ」ではなく、多様な人間を育てるべきなんです。・・・
・・・また、民間試験で英語力を数値化できると思われがちですが、特に話す力は試験官や採点基準で結果が変わり、絶対的ではありません。
国際共通語としての英語を学ぶ大きな目的は異文化コミュニケーションです。言語や文化の異なる人々とコミュニケーションを取ることで「人間は違いがあるから面白い」と気づきます。違いに寛容になれば、誤解を解くコミュニケーションが始まります。英語が不要とは思いませんが、押し付けの弊害は大きい。成績に一喜一憂せず、長い目で子どもを見守るべきです。
