大好きな二人の歌うテネシー・ワルツ。
以前この曲に纏わる話を書いたのですが
たまたま別のブルースの曲を聴いていたら
スモーキーな美女二人の歌うワルツが。
歌詞の内容をストレートに観るのではなく
その背景のドラマを掘り下げて聴くのがい
いのかな、と思う週末。
ウディ・アレンが監督の【女と男の観覧車】
を観ました。主演のケイト・ウィンスレット
の演技がもう息苦しくなるほどの存在感で。
原題は【 Wonder Wheel 】。
まんまです。
劇中に使われている曲がまた名曲揃いで、そ
のうちの何曲かを聴きたくてパソコンに入っ
ている音源を探していると、急に聴きたくな
ったのが【テネシー・ワルツ】。
（映画では使われていません）
とても多くの歌手がカヴァーしている曲です
が、僕のパソコンにはパティ・ペイジの音源
が入っていました。
この曲、歌詞をちゃんと読むともの凄い修羅
な場面のお話なんです。
興味のある方はコチラをどうぞ。
僕が一番好きなのは江利チエミさんが唄った
片仮名の【テネシー・ワルツ】です。
実は数年前に僕が監督した教育映画の中でど
うしてもこの曲が使いたくて、絵コンテの段
階からず〜っとこの曲を頭に描いて創ってき
たのですが、残念ながら権利問題をお金で乗
り越えることができずに（笑）断念した想い
出があります。
作者の死後、５０年が過ぎないと著作権はフ
リーにならないんです。だから使うとなれば
毎年使用料を払わなければならなくて、誰が
払うんだ？というお話になって。
どうすんだね、チミ 
っていう。
ほんとに自分で払ってでも、と思ったくらい
の想いではあったんです。結局、既存の著作
権がフリーになった曲は使用せず、音楽家に
イメージを踏襲できる様な曲を書いていただ
きました。
若年性認知症に罹ってしまった主人公の中年
男性が、恋愛時代に奥さんが好きでくちずさ
んでいた曲のピースを繋ぎ合わせて少しだけ
記憶の欠片を取り戻すというシーンでした。
ほんともう、他人事じゃないんですよ。
そんな僕は昨晩テレビでやってた飲むだけで
痩せるお味噌汁というのに心を奪われてしま
い、自ら人体実験する構えです。
痩せるかな？ はてさて
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ワンコがいっぱいです