ペットと飼い主さんを言葉でつなぐ
動物対話士®️ 上田 真一郎 です。
漫画家美内すずえさんの未完の大作、と言い
ましても、「アマテラス」も未完ですやん！
の声も聞こえてきそうですが未完の「ガラス
の仮面」の作中劇である「紅天女」をなんと
スーパーオペラで完結まで描いてしまうとい
うので、ガラスの仮面ファンの家人にチケッ
トをプレゼントしました。
僕はと言いますと、くらもちふさこや吉田ま
ゆみのファンでして、ガラスの仮面は読んだ
事も無かったのです。
観劇当日の朝、急ぎまとめてあるあらすじを
読み、ざっくりと南北朝時代の記憶を手繰り
寄せ渋谷へと向かいました。
開演前に初すしざんまい。
普段玄米しか食べないので、なかなかお寿司
を食べる機会がありません。
すしざんまいと言えば毎年初頭に一番マグロ
を競り落とすお店だという認識で、てっきり
回転寿司だと思っていたら違うんですね。
久しぶりのお寿司、美味しかったです。
さて紅天女ですが、先に書いた通りの若葉マ
ークなので上手に説明できないのですが、、
時は南北朝時代。
京都の北朝と吉野の南朝。
神と仏。
そんな二極間に翻弄される人間たちの愛憎劇
だったり、三種の神器を巡る歴史の混沌であ
ったりが絡み合って描かれる世界です。
そんな時代に生きる主人公は、巫女的な能力
を持つ梅の谷に住む阿古夜という女性と、戦
乱の世に翻弄され天涯孤独となり野盗に身を
やつすも天命を受け仏師となる一真の二人で
す。
ヒロイン阿古夜（あこや）はダブルキャスト
で北島マヤと姫川亜弓の二人が演じます。
そう思うとテンションも上がるというもの。
小林沙羅さんと笠松はるさんがいずれかを演
じるのです。初日は沙羅さん。
オペラ観劇は初めて。
メロディーが難しい。
よく科白（歌詞）をあのメロディーに乗せて
歌えるな～と感心。
人はなぜ争い合うのか
天の声が聞こえぬか
地の声が聞こえぬか
天と地を結び
命の玉を育てゆく
神の歌が聞こえぬか
石笛や琴の和楽器がとても美しくオーケスト
ラと融合していて清らかでした。
禁足地に咲くや千年の梅の樹。
観劇後の家人との感想が奇しくも一致したの
が可笑しかったです。二人ともにオペラは門
外漢だからなのか、些かそれぞれのキャラの
立て方とかを弱く感じてしまいました。
きっと舵取りも多く大変だったんだろうなと
想像出来ます。演劇もしくはミュージカルの
方が纏まったのではないかとも思え、、
もう一度、再見したくなりました。
この夜は蟹座満月。
厳密に言えば深夜に迎えていました。
天と地を結び 命の玉を育てゆく
帰宅して窓からのお月さま。何故かダブル。
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