本来の自分に帰る。
そんな講座をインナーチャイルドにせがまれて
イヤイヤ受講した。
「なんで、興味がないのに、
お金払って受けなきゃいけないの〜。」
1月から5月位まで無視し、
その間、インナーチャイルドは、
耳元でアレヤコレヤ、私を口説き続けた。
うるさいくらいに話し掛けてきたのに、
契約した途端、
突然パタリと話し掛けなくなった。
「いったい何だったんだ？」
そして、日付が私の希望した日を
ほぼ全部変更確認。
心の底から「アァ？」
憤慨していた。
それに対して、イライラしていたら
インナーチャイルドは、
「いいだろ？どうせ辞めるんだから。」
と、口を挟み、しぶしぶ承諾。
会社の休みの日を、あえて希望して
申請を出したのに、ドキドキしながら
休暇申請を出した。
結局、受講を終え、
同じ職場で2年目を迎えようとしているけど、
仕事は昔と変わらずその時と同じ職場。。。
その時学んだこと。
インナーチャイルドを癒やしてあげる。
そのワークに、
自分の顔を鏡で見て、
自分の喜ぶことを声掛けしてあげる。
「足、長いね～。」
「かわいい。」
「カッコイイ。」
「ステキ。」
「頭いい。」
褒める言葉を、かければ掛けるほど、
ワナワナと憤慨していく。
「なんでそんな見るからに嘘を声掛けしなくてはいけないんだ！」
怒りと、落ち込みと、嫌気で気分が落ちた。
そして、それを自宅でも、
繰り返さなくてはいけない。
鏡を見て、ブスッ面をして、
嘘偽りの褒め言葉をいろいろ掛ける。
（お金払っているし、
インナーチャイルドが申し込むまで
うるさかったから
しょ〜がない、してあげるか。。。
いったい何に興味を抱いているんだろう？）
数日、それを続けたある日、
嘘の褒め言葉だと
分かっているのにもかかわらず
自分が喜ぶ言葉が有ることを知った。
「頭いい」でも
「優しい」でも
「ステキ」でも
「お金持ち」でもなく
「大富豪」
そして、「大富豪」なら、
お金に反応するだろうか？と。
試しに声を掛けてみる。
「1円」、、、だめか。
「10円」、、、だめ。
「100円」、、。
「1000円」、、。
「1万円」、、。
「10万円」、、。「うん？喜ばないの？」
「100万円」、、。「お金興味無いかぁ～。」
「200万円」、、。
「400万円」、、。
「700万円」、、。
「1千万円」、、。
「２千万円」、、。
「３千万円」、、。
「５千万円」、、。
「１億」。「えっ！？ (・・?」
「１億」と言うと、ヨダレが垂れそうな
いやらしい位に、笑みになる。
「１億円」。。。にま〜。。。
どうやら、「大富豪」「１億」
この言葉は、嘘でも喜ぶらしい。。。
そして、今まで嫌悪していた褒め言葉を
拒否しなくなった。
これを「ブロックを外す」と言うのかと、
思いました。
褒められることに抵抗感がなくなる。
そして、買い出しの時、
心の中で
（１億。１億。１億。）
呟いた。満面の笑みである。
そして、小声で呟いた。
（１億。１億。１億。）
ヨダレが垂れそうな満面の笑みである。
聞こえなくても、
声に出したほうが良いらしい。
そして、すかさず妄想。
「お母さん。
あの人満面の笑みで歩いているんだけど、、。
何？気持ち悪い。。。」
私は、子連れの親子に満面の笑みで、
人差し指を立てて、
「１億！」
そうか。。。人差し指を立てると
更に気持ちは高揚する。
両手の人差し指を立てて、
手を振りながら、スーパーに向かう。
「１億。１億。１億。」
１億散歩。
歩いた歩数だけ、稼いだ金額。
今日は、一体何億稼いだんだろう？
786歩。
今日はスーパーに買い出しに行き、
786億円を稼いだ。
スーパーで買い出したのは、
ケーキ屋さんで505円
本屋さんで132円
スーパーで1777円
合計2414円
稼いだ金額は786億円
利益は、、、785億00,007,586円
どうしよう。。。
こんなに稼いでしまうなら、
ちゃんと、使う先を考えなくては、
3万円の大麻のシーツを購入。
安すぎて、3円のように感じてしまう。。
他に欲しい物。
11万円の金が入った、勾玉のネックレス。
安すぎて、11円の様に感じてしまう。。
そうだ！
800万円の波動調整機器。
まるで、800円のよう。。
どんな使い方があるだろう？
お金って、使い方難しいね。
814万円使っても、
まだ785億01,867,586円もある。
まだまだ、使い切れないほど有り余ってるよ。
みんなの為になって、自分の為にもなって
多くの人が喜べる使い方。。。
億散歩は、
お金持ちはお金持ちなりの悩みがあることを
教えてくれる。
使えきれない。。。
さぁてぇ。と。
妄想は偉大なり。
現実を作り物かのように錯覚させてくれる。。