僕が小学校一年生の頃のはなしでした。今でも僕の記憶の中に残ってる、あのかわいらしいお人形さんを覚えています。大きくて透き通った青色をした目。薄い青色のドレスには、白いフリルとリボンがついていた。大きくて羽のついていた帽子。さらさらな金髪、小さくてうすピンク色の唇。色白い肌。いくら見ても飽きない可愛い人形でした。僕と妹は、そのお人形さんに「ルーシー」と言う名前をつけました。僕たちは、ルーシーが大好きでした。だけど、ある日の出来事で、僕らはルーシーに恐怖心を抱くようになった

   

   「僕を見ている

ルーシーは、僕の母の友人からもらったものです。僕は、初めてルーシーをもらったときは、うれしくて。もう一人妹ができた気がして、とても可愛がってました。髪の毛を結ってあげたり、可愛いアクセサリーを飾ってあげたり、お喋りをしてあげたりしました。実の妹のようでした。だけど、僕は、ある夜、トイレから戻ってきたとき、不意に棚の上を見上げると、

                 ルーシーが僕のことを見ていた

僕は怖かった、朝のときはちゃんと上を見ていたのに、今は違う方向を見ている。早くベットに戻らなきゃ。と僕は思っていた。凄く怖かった。頭の中は全部さっきの情景でいっぱいだった。ぼくは、きっと気のせいだと思って、もう一度ルーシーが置かれた棚の方向を見ました。「きゃっ!!!」僕は怖くてつい悲鳴を上げた。


 ルーシーが僕を見ていた。

気のせいではなかった、ルーシーは確実に僕のことを見ている。その夜、僕は一睡もしなかった。僕は次の日に、母に頼んで、ルーシーを、捨ててもらいました。それから僕は、西洋人形なんか触りたくも無くなった