トーナメント-01 | JEWEL -3rd style-

トーナメント-01

「クリーンヒットォ! 筒村選手のミドルキックが炸裂ぅ!」
「今の蹴り、初動が完全にローだったぞ・・・」
「出たぁ、クリティカル判定だぁ! これで佐藤選手のLPが0にぃ!」
「つーことは・・・だ」
「その通りぃ! 予選Hブロック勝ち抜けは2の10、筒村成実に決まりましたぁ!」
「さて試合も無事終わったことだし、解説の俺は早く帰ってエロゲーの続きでもやるとしますか」
「ちょっと可憐さん、マイク入ってるんですからそういう発言は止めてください。それにあなたまだ16歳でしょ、なんでそんなもの持ってるんですか!」
「兄貴も姉貴も仕事先がエロゲ会社だからな、家に転がってんだよ。それに18歳未満購入禁止なだけであってプレイ禁止とは書いてないぞ、少なくても作者の手元にある奴にはな」
「あーはいはい、私がわるぅござんした。そんなことよりも、報酬出るんですから最後まで付き合ってくださいよ」
「はるるんが俺を待っているつーに・・・」
「このトーナメントはRME社が開発した新技術を用いて空想空間にて試合が行われています」
「サガフロのT260G編後半とか・・・うむ、意外と良い例えが出ない」
「やったことあればなんとなく分かるんじゃないでしょうか」
「ここは作者の守備範囲の狭さに泣く所だな」
「本日は予選ということでLP制で試合を行ってきました」
「時間の都合だとかそんなところだ」
「一応細かいルールとかあるんですが、本戦では適用されないので省略で」
「作者も打ち込むのめんどくせーとか言ってるしな」
「そんな試合を某TV局のアナウンサーに内定が決まっている私、3の8の村岡美菜が実況を!」
「作者ネタ、裏方ネタの使用を許可されている2の6の津原可憐が解説を努めさせてもらったぜ。しかし美菜ちゃん、高卒でアナってなれるんか?」
「さぁ・・・? 作者もノリと勢いで設定決めたから実際は不明です」
「ちなみに美菜ちゃんも作者ネタ、裏方ネタ使うから覚悟しとけよ」
「誰に言ってるんでしょうか・・・? とまぁ、こんな感じで今回の設定の解説も終わったとこで、予選のハイライトと行きましょうか」
「ほい」


「まずはAブロック! このブロックは男子剣道部全国制覇のメンバーである次鋒・松岡嶺、中堅・岸田宗太、大将・白神流時が揃った熱いブロックとなりました」
「ちなみに生徒会主催の賭けではこの三人の倍率が揃って3.5切ってたとかなんとか」
「そんなAブロックは個人戦でも全国制覇した白神流時が松岡・岸田両名を破ってブロック勝ち抜けです」
「さすがハーレム系主人公様は運動神経も抜群ですね☆」
「そこは・・・まぁ突っ込まない優しさがいるかな」


「続いてBブロック! 女子合気道部副部長・佐藤香奈枝と女子空手部前副部長・加藤早苗の一騎打ちと思われたこのブロックはなんと、研修生のルキスティ・ライオニア・エルドが両名を破ってブロック勝ち抜けです!」
「なんという適当な命名、ネタに走りすぎだろ・・・」
「『さとうかなえ』に『かとうさなえ』ですからね」
「それにしてもあの研究生は体育会系なのは知ってたが、ここまでとはな」
「そういえば、ルキスティ選手は空手とは違う体術でしたね」
「動きがなんというか、戦場を見てきてる感じだったな。彼女以外にもそんなのは何人かいたけど」


「Cブロック! 巷を騒がせている変身ヒロイン、ジャッジメント・ハートが我が校の生徒であるという衝撃の事実が判明しました!」
「ウチの生徒であるのはいいとして、どうやってエントリーしたんだ? 正体隠したがってる以上、学生証での確認できないと思うんだが」
「そこはリシュラノ先生が確認したからどうのこうのだって」
「ふーん。良く分かんないけど、解説としては裏工作があったと言っとけばいいんかね☆」
「あはは・・・。そんなジャトハーが予選勝ち抜けです」
「そうそう、朱鷺戸高校最強生徒決定戦って設定言わないと話が繋がらないぜ」


「Dブロック! 女子剣道部前副部長・永村絵里子が決勝まで勝ち上がる中、反対側からは研究生のヒュシル・ミスティリオンが勝ち上がってきました」
「まーた剣道部かよ」
「ハンデとしてLP三倍になってるんですけど、甘かったんですかねぇ?」
「剣道三倍段だから三倍でいいんじゃないかとか、さすが作者だな」
「まぁまぁ。決勝は素人が見ても緊張する戦いでした」
「お互いがずっと隙をうかがってたからな、嫌でも緊張するわ」
「一瞬の隙を突いて連撃を決めたヒュシル選手がブロック勝ち抜けです」


「Eブロック面白い展開になりましたね」
「沙耶っちが勝つなら分かるんだけど、あのひよっ子な紘っちが勝つとはね・・・」
「会長様姉妹と並ぶ有名な双子ですから、みんなそう思ってますよ・・・。所で、愛称で呼んでますけど知り合いですか?」
「いや、全然」
「・・・」
「沙耶っちが出ないのが悔やまれるわ、奴なら予選程度なら余裕で突破できそうだからな」


「Fブロックは混戦となりました」
「運動部のレギュラー組がわらわらしてたな、賭けの方は倍率が大体一緒になってたぜ」
「そんなブロックは山岳部副部長の山田英輔が山男の意地を見せて勝ち抜けです」
「山男の山田ねぇ・・・蓋を開けてみれば結構余裕っぽかったな」
「勝ち残る生徒は格闘部以外では山岳部の人が多かったですね、さすがに勝ち抜けは山田選手だけですが」


「Gブロックほど注目を集めたブロックはない! 優勝候補の狂獣・加藤豪がいるこのブロックは男子空手部副部長にその前部長、女子フェンシング部部長etcと他ブロックであれば勝ち抜け候補筆頭と言われそうな生徒が集まる、まさに死のブロックとなりました」
「その上狂獣が勝ち抜くには名前の挙がる生徒全員倒さなきゃいけないってとこも見所だな」
「それでも加藤選手の倍率が3倍切ってる所がすごい所ですよ。それと前評判に欠けるブロックが3つ続いた後のこのブロックの観戦者の数は異常でした」
「前評判ではこのブロック=決勝トーナメントって言われてたしな」
「そんなGブロックはそれでも加藤選手が狂獣の二つ名を見せ付けるかのように猛者を次々と破って勝ち抜けました」
「ついに作者は名前考えるのに力尽きたと見える」


「最後のHブロックは正直消化試合と思われていました。名高い生徒が男子剣道部・副将の米良猪蔵のみで、一部では隕石が落ちても勝ち抜け確実と言われてました」
「そのたとえが完全に悪かったな、実際隕石が落ちても打ち切り確定と言われたAKABOSHIはToLOVEる打ち切りという隕石が落ちてさえ生き残った実績があるからな」
「そう、その通り! まさか米良選手が一回戦で敗退するなど誰が想像出来たのか!」
「俺としては運動部副部長でありながら初戦で、しかも女子に負けた藤村宗樹の試合も見所として推したいね、メシウマすぎた」
「だからご飯だけ食べてたんですね」
「宗樹の不幸で飯が美味いの何の」
「まぁまぁ。そんな米良選手を破った筒村成実と藤村選手を破った佐藤香琥が決勝でデッドヒートを繰り広げました」
「今回の冒頭だな」


「以上で予選のハイライトを終わります。可憐さんは決勝をどう見ますか?」
「やっぱり猛獣か主人公様かの二択かねぇ?」
「ですよね・・・。なお、生徒会主催の賭けは今後三種類行われます」
「ちなみに、胴元はほとんど回収しないのでリターンはいいぞ?」
「まずは一つ目、ずばり優勝はだれか?」
「これは解説いらんな」
「締め切りは土曜の15時半、決勝のカード決める30分前までです」
「ま、ぎりぎりまで考える奴なんかいないと思うが」
「二つ目は決勝戦はどのカードになるかです」
「一つ目の優勝者をカードに入れる必要はないから、思い切った賭けもおもしろいな」
「締め切りは一回戦開始30分前の日曜9時半までとなっております」
「寝て起きて投票でいいんじゃねえか?」
「三つ目は各試合の勝者はどちらか?」
「基本中の基本だな」
「これに関しては掛け金は青天となっております!」
「熱いねぇ!」
「なお注意事項として、賞金は火曜日のメンテの時に精算されますが、その賞金を使って賭けることは可能ということです」
「俺は解説だから賭けれないから関係ないな」
「こらこら」


「なお本戦では私達二人に加えて、ゲストとしてルキスティ選手の姉であるラニューサ先生をお呼びする予定です」
「あのおっぱい大きい先生がゲストとか今から興奮してきたぜ、これは事故を装って揉むしかないな」
「だから可憐さん、マイク入ってるんですから発言には気をつけてください。それにあなた女の子なんですから親父くさい思考は止めましょうよ」
「いーじゃねーかよ、女の俺でもおっぱいは正義だぜ」
「はぁ・・・」
「ということで、作者が本気出したら本戦でも解説しますかね」
「先ほど確認した情報だと、なんかやる気出てきたとかいう話です」
「へぇ~」
「『OPデモで振り返る某社の11年』って動画が原因らしいです」
「作者が信者やってた所じゃねーか」