私たちの日常では「愛したい」という言葉を聞くことはほとんどありませんが「愛されたい」という言葉はよく聞きます。

 

「愛されたい」という気持ちは欲望であり願望であると言われ、それは「愛すること」とは真逆の性質を持つとされます。

 

愛されたいと思うことは未熟な者でも出来るが、愛することは能力であり「愛することは成熟した者にしか出来ない」とも言われます。

 

 

私個人的には、自覚している範囲において「愛されたい」と思ったことはなく、同じく「愛したい」と意識したこともないように思います。

 

正確には無意識にそのような願望や意思は心の奥底にあるのかもしれませんが、それらを表面的に意識し自覚したことはありません。

 

 

愛したい、守りたい、そう思った時には無意識に身体が動き、すべてが自然体の中に溶け込んでいるように思います。

 

 

愛の本質は受け取るという受動的行為ではなく、愛の本質は与えるという能動的行為であり、愛することは論理で考え意識して動くことではなく、それは無意識の中に自然体としてのみ存在し得るものだと私は自らの体感からそう思わされずにはいられません。

 

 

 

 

 

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