砂糖と塩は一見どちらがどちらか分からない。
それをどう見分ければ良いだろうか。
これを化学的見地から考察してみる。
砂糖は加熱すると焦げて黒い炭が出来るが、塩は加熱しても焦げず変化は起こらない。
この違いは有機物と無機物の違いにある。
有機物とは生物が生み出す炭素を含む化合物であり、無機物とは炭素を含まないものである。
砂糖は有機物であり加熱すると焦げるが、塩は無機物であるので加熱しても変化しない。
つまり炙り出しをすればその正体が分かるということである。
私たちは砂糖か塩か。
己自身が炙り出しを受けると焦げた炭が出るか何も出ないか。
もし焦げた炭が己の身体から出るとすればその炭とは何か。
砂糖と塩は見分けがつかない。どちらも白い。
しかしながら砂糖は炙り出しをすれば黒い炭が現れその正体が分かる。
砂糖は表面上白く見え甘く美味しい。
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