私の経験から人間の成長とは1.01の法則に基づいて成長する。
これにおいてまず1.01の法則とは何かを説明したい。
1は100%を指し今現在の現状を表し、そして0.01は1%、つまり現状の1/100を表す。
100%(=1) <-- 現在の自分
1% <-- 努力して1日目に成長する割合
つまり2日目の努力の結果は1.01の2乗となり、1年後の努力の結果は1.01の365乗となる。
これに基づき365日、つまり1年後には自分は何倍に成長しているか計算をしてみる。
1.01の365乗の計算結果は37.8となる。
つまりこの法則では毎日休まず努力し続けた場合1年間で37.8倍に成長することになる。
念のため補足するがこの計算は1.01✕365ではない、あくまで1.01の365乗だ。(1.01x1.01x1.01x1.01x......を365回続けるという乗数計算である)
毎日努力し続けた場合1年間で37.8に成長することになるなら、ではその半分の6ヶ月ではどうか。
6ヶ月は1年の半分だから37.8の1/2で18.9倍の成長だろうか。
それを確かめるために計算してみるとこうなる。
1.01の182乗(6ヶ月)=6.4
計算結果によると半年の努力では成長は6.4倍となる。
毎日努力し続けた場合1年間で37.8倍に成長することになるにもかかわらず半分の6ヶ月では6.4倍の成長でしかない。
更に1ヶ月の努力であれば1.01の31乗となりその結果は1.3倍でしかない。
1ヶ月の努力=1.3倍
6ヶ月の努力=6倍
12ヶ月の努力=37倍
つまり成長の推移は下記のような指数曲線カーブを描く。
人間の成長は直線的なものではなく指数関数的な成長カーブを描く。
努力しても努力しても直ぐに結果は表れない。しんどい時期が長く続く。多くの者が辛く長く苦しい時期に結果が出ないと諦めその努力をやめてしまいその成長が止まる。
しかしながら直ぐに結果が出なくてもその長く苦しい時期を乗り越えた者にはある日突然急激に成長する時期が訪れる。
それは人生50歳を超えてからかもしれない。60歳を超えてからかもしれない。または死を目前にした70歳80歳になってからかもしれない。
その急激な成長は地味な小さな努力を諦めずに継続して積み重ねてきた者だけに訪れるものであると私は考えている。
これは成長に関してだけ言えることではない。その逆もある。
その逆のパターンを説明する。
一日に怠ける割合を0.01とする。現状の自分1から0.01を引くと0.99の自分となる。
0.99の31乗、1ヶ月怠け続ければれば0.73倍(73%の自分)に堕落する。
0.99の182乗、6ヶ月怠け続ければ0.16倍(16%の自分)に堕落する。
0.99の365乗、1年間怠け続ければれば0.02倍(2%の自分)に堕落する。
つまり怠け続けていれば直ぐには落ちないが気づいた時には一気に奈落の底に落ちるということになる。
どちらかという下降の指数曲線のほうがたちが悪い。
楽な方へ楽な方へと進む間はそれに気づかず直ぐに落ちるわけではない。谷底が近づいていることに私たちは気づかない。
落ちるその時が来たら一気に落ちるがそれに気づいた時はもう遅い。
人間は1.01の法則に基づきその成長は指数関数曲線を描く。
努力しても直ぐに結果は表れない。しんどい時期が長く続く。多くの者がつらく長く苦しい時期に結果が出ないと諦めその努力をやめてしまいその成長が止まる。
しかしながら直ぐに結果が出なくても継続しその長く苦しい時期を乗り越えた者だけにある日突然急激に成長する時期が訪れる。
これは逆に心地良い現状維持を望み堕落し落ちる者も同じとなる。
直ぐに結果は出なくとも自覚なく少しずつ退化し谷底が見えた時は戻れず転げ落ちる時は重力に逆らえず鋭角に落ちていく。
人間は1.01の法則に基づきその成長は指数関数曲線を描く。
これをどう考えるかは人それぞれであるが私はこれをこの人生我が身をもって経験してきた。
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