元内閣総理大臣、小泉純一郎の次男である現衆議院議員の小泉進次郎は「攻めの農業」とし農業改革を提唱している。

攻めの農業と聞けば聞こえは良いがその実際は「農協をぶっ壊し、農作物は他国から輸入せよ」と謳った改革であったりする。

「日本の高品質な農作物を世界の市場で売る」といえば聞こえは良いが、その代わりに他国の農産物を輸入しなければならないのだ。


日本の食料自給率が低いのは農家の経営が成り立たないからであり、また政治的権力により強制的に耕作地が減らされているからでもあり、後継ぎが少なくなっているのも専業農家では生計が成り立たないからでもあると思う。

今の日本では国が自ら減反政策を進め田畑を減らし農作放棄地を広げ続けている。


他国を見渡せばアメリカでは農家に対し生産補助をしているし、欧州でも農家に対し国がその買取価格を保証している。

その保証とは、例えば、農産物の市場価格が下がってもある一定の高い価格で国が買い取ってくれるため農家は安心して農作物を作り生活を成り立たせることが出来るというようなものとなる。国によっては税金で農家が成り立ち「公務員農家」と表現しても間違いではない国々もある。

国防を考えた時、これらの政策は国内の農業を保護し守ることであり必要不可欠であり、国防の基本中の基本である。

にも関わらず、小泉進次郎を始め一部の議員は「農協を潰し、農業をやめさせ海外からの輸入を増やせ」としている。直接的にそうは言っていないがそう言っているに等しい。


他国はもし自国内で天候不良等による不作が起これば直ぐにでも日本への農産物の輸出を止めるだろう。

戦争など有事になれば直ぐにでも農作物の輸出を止めるだろう。

当たり前の話だ。


国防と言いながら、最も大切な国内での食料の生産をやめさせ国外からの輸入を増やせとしている。有事には日本国民は餓死せよとでも言うのだろうか。



ちなみに衆議院議員の小泉進次郎は過去に米国ワシントンのシンクタンクCSISで働いていた。

CSISとは、外交・防衛・安全保障・エネルギー問題などに強みをもつアメリカの民間シンク・タンクであり、彼はまるで米国CSISのまわし者か、又はまるで彼らの操り人形かのようだ。そのように思われても仕方がない。


私たちはなんと恐ろしい世襲議員を選挙で選んでいることだろう。

彼が環境大臣のときはドヤ顔でスーパー・コンビニのレジ袋を廃止した。

 

一部の専門家によると、

 

「レジ袋は石油の成分のうち、かつては使えずに燃やしていた成分から作られる。いわば“廃品”を有効利用したものでむしろ環境にはいい。また、かつてはごみを捨てる時にレジ袋を再利用していたが、なくなれば、専用ごみ袋や買い物袋を買わなければならない。これらも石油で作られており、石油の消費量はほとんど変わらない。スーパーの経費削減と売り上げ増に貢献するだけだ。」

 

そのようにも語られている。それが真実ならレジ袋廃止は自己満足の偽善となる。



しかしながら地元の横須賀で彼は圧倒的な指示を得ているという。これからも当選し続けるのだろう。

もちろん彼だけを責めることは公平ではなく、そもそも彼を当選させた私たち有権者である国民に元々の責任があるのだろう。


五穀豊穣、農耕生産は日本の神様との関係もどれほど関わりが深いとされているかについては私が申し上げるまでもない。農業は私たちの肉体そのものであり生命でもあり、神様そのものでもあると私は思う。

国民の生命を守る日本の農業は国防の要であり最優先事項の一つであることを改めて認識したい。

 

 



 

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