こないだのBig Brother(BB)の件は、各メディアを見ていると、次第に書かれている内容が落ちついてきている。


だけど、初めに読んだ記事があまりにも衝撃的だったので、他の記事も怒りとともについ読んで比べてしまった。(他の記事と言っても、The Times, Financial Times, The Independent, The Guardian, BBCのUKのサイト、その他ロンドンの無料新聞くらいだが・・。)


やはり新聞によってカバーしている面が異なる。きっと記事のペースが限られているためだとか、その各メディアの立場的ものもあるのだろう。という訳で、他の問題と同様、ひとつのメディアにあたってみても、全貌はつかめないかもしれない。さらには、BBを実際に見ていなければ、事実はわからないのかもしれない。


さらにある新聞に書いてあったのだが、BBはかなり編集されている、とのこと。ここで「人種差別をエンターテイメントにしてしまうなんて、不快です」と言った、文化メディア・スポーツ大臣の言葉は真を突いていたのかもしれない、と感じた。


だから私たちの手元に届くはずの真相は編集されている可能性もある。


私が怒りを感じたのは、「差別」と「いじめ」という最悪の二つが合体したことだ。そしてそれについての介入が、一般からの声が挙がるまでなされなかったこと。


BBの参加者のダニエル(過去に一瞬ミス英国となったものの、審査員の一人のフットボール選手が恋人だったことが明らかになり、かつ優勝後Playboyという雑誌に出て、タイトルを剥奪されてしまった女性。)、元ポップグループのS club 7にいたジョーという女性、それから一般人バージョンのBBで一躍有名になったジェイドと彼女の母親、彼氏ともに5人で人種差別をしていたように見受けられる。


差別を受けたシルパはインドのスター女優。賢くて美しい印象。確固とした輝かしいキャリアを築いている彼女を見て、差別をした人達は嫉妬を感じたのかもしれない。 きっと、程度は違っても、出る杭は打たれるのはどこでも同じだ。 そしてここで露呈されたかもしれないのは、いじめた側の人達の受けた教育の内容。


あんな信じられない言葉が口から出てくるなんて、性格を変えるのは難しいかもしれないけど、せめて内容のある教育というのはだからこそ大切なのではないかと思った。


だって、教育で、肌の色が違っても、人間は中身は同じで世の中には国籍・人種にかかわらず色んな人がいるのだということさえ学べば、異なる文化などに触れた時に、軽蔑とかではなく尊重する気持ちも生まれてくるのではないかと思ったから。


私も、これから触れ合う可能性のある文化、国について、変な偏見を持たないように学んでいきたい。


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