防衛費増額の「財源確保法案」 | 植村セルゲイのメモ

植村セルゲイのメモ

個人的なメモ

防衛費増額の「財源確保法案」は赤字国債増発を見えにくくする“トリック”
野口悠紀雄:一橋大学名誉教授

https://diamond.jp/articles/-/321593
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c961affb226bb9f73a23bb023d896001245a65f    

この文章は、日本政府が防衛費増額の財源確保のために、筋が悪い方法を用いていると批判しています。政府が防衛力強化資金の設立や決算剰余金の活用を提案したが、増税や歳出削減に反発があったため、これらの方法が後回しにされていることが指摘されています。また、防衛力強化資金の財源として計上されている税外収入は、将来的に継続的に期待できるわけではなく、他の歳出の財源を圧迫する可能性があることが指摘されています。

さらに、決算剰余金を防衛費に限定することは、他の歳出に使える財源を圧迫することになり、赤字国債の増発によって防衛費を賄うことを見えにくくしているだけだという指摘があります。予備費の過大計上によって剰余金を膨らませる恐れもあるため、政府の財源確保策は正当化できないと批判されています。